お盆を過ぎ、
季節は秋へと移ろいでいきます。
俺のメインフィールドは渓流ですが、
基本的に渓流は、
盛夏はちょっとやる人が減るかと……。
理由の一つはやはり暑さ。
いくら山あいとはいえ、
暑いものは暑いっす。
あとは虫の存在。
夏は虫との闘いになりますからね。
蚊はもちろん、
クモもガンガン巣を張るし、
ときに顔の周りをず~と飛び続ける
小さな羽虫にさいなまされます。
んで、さらに、ちょっとだけあるのが、
鮎釣りを嗜む鮎師の邪魔をしてはいけないなと。
やっぱり、
渓流の夏の釣りといえば鮎釣りっすよ。
お盆の頃には全国各地で鮎釣り大会が開かれていました。
あ、まだ、これから実施される大会もあるようなので、例としてリンクを貼っておきます。
※参考サイト/秋川漁業協同組合
●第4回 東京秋川 大鮎釣り大会のご案内
しかも、都内でっせ。
さて、そんな鮎釣りですが、
ちょっと敷居が高くて、
釣り好きのなかでも、
鮎釣りをする方の割合は少ないのではないかな……。
このサイトの母体「釣りとバイクが趣味なんだ。」のメンバーでも、
いまだかつて、鮎釣り師は一人もいなかったような……。
今回のテーマは
「ぜひ、皆さまに鮎釣りをしていただきたい!」
という思いで選びました。
いや、俺もやったことないんですけどね……。
鮎釣りのなにが難しいって、
釣り方が特殊だからです。
鮎の釣り方のメインは「友釣り」ですね。
有名なので、皆さま、きっとご存知でしょう。
なぜ、友釣りになるかというと、
鮎は主に岩についたコケを食べて生きているため。
つまり、ヤマメなどのトラウト系のように虫などを食べているわけではないので、
エサ釣りやルアー、フライでは釣りにくいということです。
ちなみに、今回、この記事を書くために調べてわかったのですが、
鮎は成長にともなって食性が変わるそう。
稚魚の頃は雑食性ですって。
だから、以前、ブドウ虫で釣れたんすなぁ。
![](https://tsuritobaiku.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC_4108-300x205.jpg)
以前、エサで釣れた小鮎……
話を戻すと、
その大人しい性格(?)の反面、縄張りがあって、
自分のエリアに侵入してきた他の鮎には、
体ごとアタックして攻撃します。
鮎釣りはその性質を利用した釣りです。
具体的には囮(おとり)鮎と呼ぶ、
生きた鮎を泳がせて、
地の鮎が攻撃してきたところを
同じ仕掛けにつけた針でフックします。
んで、何が敷居が高いって、
まず、囮鮎のつけ方や、
あわせのタイミングなど
独特のテクニックを勉強しなくてはいけないこと。
俺個人の意見としては、
いきなり一人ではじめるのは難しくて、
周りに鮎釣りをしている知り合いがいないと……という感じだと思います。
あとは、タックルをそろえるのも一苦労です。
ロッドも高価ですし、
よくいわれるのは10万円越えは確実と。
ただ、その敷居の高さのぶん、
魅力も大きいもの。
その独特な釣り方によるゲットしたときの喜びはもちろん、
鮎の食味のよさも
鮎釣りが釣り人を魅了する要因の一つといえるでしょう。
いや、鮎は淡水魚のなかでは群を抜いてうまいっすよ。
高級食材でもありますよね。
ちなみに、先述のように鮎はコケを食べる草食(?)なので、
胃に臭みがなく、
ワタも食べられます。
よく、スイカの匂いと表現されますね。
そんなわけで、
普段、他の釣りを楽しんでいる方、
ぜひ、鮎もやってみてください!
そして、俺に実地指導をお願いします!
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