どうでもよいことからはじめると、俺はこのテイストの記事のタイトルをよくつけていますが、これは俺の好きなアニメ『ガルパン』へのオマージュです。
ガルパンは例えば第一話が「戦車道、始めます!」というように、すべて、このような感じなので。
それはそうと、今回は静岡へのツーリングのレポートです。
2020年10月3日、まだ初秋といえますかね。
埼玉県から片道200kmの地に行ってきました。
ツーリングのお供は、このサイトでよく登場するシロクマさんで、二人でのツーリングでした。
【今回の静岡ツーリングで巡ったところ】目次
- 【グルメ】炭焼きレストランさわやか
- 【観光地】ワサビ栽培発祥の地・有東木
- 【観光地】朝霧高原
- 【道】湖北ビューラインの富士三湖巡り
- 【観光地】富士山駅周辺
【グルメ】炭焼きレストランさわやか
今回の大きなお目当ての一つ、は『炭焼きレストランさわやか』です。
今さらあらためていうほどもない、有名なお店ですね。
もともと、俺はこのレストランをテレビかなんかで長澤まさみさんが大好きと発言していたので知りました。
『炭焼きレストランさわやか』は静岡県内に34店舗あります。ただ、県外にはありません。確か、手を広げて味が落ちるのをよしとしていないのではなかったかと……。うろ覚えですが。
いろいろなメディアに取り上げられていることもあり、ご存知の方も多いと思いますが、当時は、まだまだマイナーな存在でした。
ウリはなんといってもハンバーグです。俺がいうのはなんですが、もうハンバーグのお店と思ってください。
んで、その存在を知った俺は「いつかは食べたいな~」と思っていたものです。その思いが実現したのが、ず~っと前の話。釣り雑誌のロケで御前崎に行ったときに、取材対象の釣りのプロの方に案内していただいたのです。
それはもう感動モノの美味しさでした。
その美味しさが忘れられず、それからもう一度行きました。
ただ、それも随分と昔の話で、最近は味を忘れているくらいでした。
なので、また行きたいと思っていたのでした。
今回、足を運んだのは『静岡瀬名川店』です。
ここに限らず、『炭焼きレストランさわやか』は超人気で混みますよ。
すぐに入れないという覚悟は必要なような……。
営業時間は午前11時からの営業なのですが、この日は午前10時30分くらいに到着で、午前10時の「受付(発券)開始システム」を利用しました。
なので、スムーズに入店できました。
うん、作戦勝ちだ。
注文はもちろん「げんこつハンバーグランチ」です。
やはり超美味でした!!
評価 ★★★★★(星5満点で星5)
ハンバーグではあるものの、美味しいステーキのミンチを食べるような感覚といいますか……。
埼玉県内、東京都内にも、ハンバーグの優良店はありますが、これはちょっとモノが違う……。
これを悪魔の発想ですよ(よい意味で)。
ぜひ、静岡に足を運ぶ際には試してみてください。
『炭焼きレストランさわやか』は静岡の各地にあるので、各店舗の所在地については公式サイトの「店舗一覧」をご参照いただけますと幸いです。
【観光地】ワサビ栽培発祥の地・有東木
『炭焼きレストランさわやか』が俺のリクエストだったので、今度はシロクマさんの要望です。
ワサビ栽培発祥の地・有東木(うとうぎ)に向かいました。正確には、そこにある地場産品販売施設「うつろぎ」が目的地です。
『炭焼きレストランさわやか・静岡瀬名川店』からは県道29号線で行くことになるのですが、こちらは安倍川(とその支流)を見ながらの道中になります。
安倍川、俺は釣りをしたことがないけれど、オトリ鮎のお店も結構あって、渓流釣りが盛んなようで。
渓相はすんごい広いゴロゴロ岩の川原が広がっていて、その一部に川が流れているという感じ。俺は、こういう川ってあまり知らないなぁ。静岡らしいと表現できるような……。
あ、釣りのレポートではなかった(汗)。
機会があれば、釣りできてみます。
気持ちのよい田舎道を1時間ほど走って到着。
お店の前には、もちろんわさび田が広がっています。
『うつろぎ』では、わさび刈りも実施しているのですが、不定期だそう。
残念ながら、この日はやっていませんでした。
交通整理をしていた方に「わさび刈りはいつするのですか?」とお伺いしたら、「さぁ、たまにやるのだけれど、よくわからないんだよ」とのこと。
このノンビリさもよいっすね。
『うつろぎ』は生ワサビをはじめ、ワサビを使用した食品各種を販売しています。
俺はワサビ漬けを買いました。
あと、ワサビを使用した料理も食することができます。
俺は『炭焼きレストランさわやか』のハンバーグを食べたばかりでお腹が膨らんでいたので、「ミニ天丼」を注文しました。
うん。うまい。
シロクマさんはソバを頼んだのですが、そちらも美味だったとのことです。
評価 ★★★☆☆(星5満点で星3)
もちろん、発祥の地であることは興味深いですし、雰囲気は里山の趣きにあふれているので、よいところであることは間違いないっす。
少し減点なのは、わさび田についてもお店についても、俺は脳内で勝手にもう少し規模の大きなものを想像していたので。
あと、ごめんなさい。俺は渓流釣りをするので、こういう水のきれいな里山は場慣れしてしまっているのですよね。
それに何より空腹でなかった(完全に個人的な都合……)。
ワサビ栽培発祥の地・有東木の観光施設『うつろぎ』はこちら↓
【観光地】朝霧高原
予定していたのは、ワサビ栽培発祥の地・有東木の観光施設『うつろぎ』まで。
ここからは思いつきで移動です。
そだそだ、静岡といえば、俺にとってはモトブロガーのせんちゃんがお住まいのところということで、以前、紹介していたおすすめツーリングポイントの一つ・朝霧高原を訪れることにしました(せんちゃんの記事はこちら「静岡県のおすすめツーリングポイント・ベスト5」)。
地図を見ると、朝霧高原、『うつろぎ』からは直線距離ではそれほど遠くないのですが、バイクで行くには迂回していくよう。
俺は「来た道は戻らない主義」で、戻って高速を使うのもなんだかなぁと……。
んで、地図をよく見ると北から行く方法もあるようです。
山道だけれど、来た道を戻る方法と走行距離はかわらないようだけれど……。
シロクマさんはR1なので山道はキツいということで、もと来た道で向かうことにしました。
待ち合わせは『道の駅・朝霧高原』です。
さぁ、山道。
俺の愛車・DトラッカーXの本領発揮ですな。
そして走りはじめて30分、衝撃の事実が……。
ガビーン!
ここまで、ほぼ1本道なので、これはもう戻るしかありません。
1本道なのだから、途中で、通行止めのアナウンスをしていてほしかった……。
大事なことなので、もう一度言っておきます。
2020年10月4日現在、豊岡梅ケ島線(俺が行こうとした道はこういうそうです)は通行止めとなっています!!
結局、来た道を戻り、シロクマさんと同じルートに。
シロクマさんに遅れること1時間の到着でした。
もうね、「ヤバい、無駄なことをした」と焦っていたので、道中の道や美しい景色を楽しむ余裕はさほどなかったです。
秋はつるべ落としで日が暮れるのが早いですし、この日は曇りでもう寒くなってきていましたし。
それでも、一般道路なのにまるで高速道路のように快適に進める道があったり、おいしそうなソフトクリームのお店があったりで、やはりツーリングロードであることは間違いないっす。
評価 ★★★☆☆(星5満点で星3)
焦って適切な評価ができないので、平均の星3で。
10月上旬でもう寒さを感じたので、とくに夏は気持ちがよいのではないですかね。
道の駅・朝霧高原はこちら↓
【道】湖北ビューライン(県道21号)の富士三湖巡り
もはや夕暮れ時となり、帰路につきつつのツーリングです。
ところで俺は計画性がない人間で、通常コマンドのAボタンは「思いつき行動」となっています。
どういう経路で帰ろうかとシロクマさんと話しているときに精進湖という言葉が出てきて、思いついてしまいました。
ハッ、精進湖といえば山田屋ホテルがある!
山田屋ホテルは俺が大学生の頃、夏休みを利用して1ヶ月間、住み込みでリゾートバイトをしたところなのです。
卒業してずいぶんと月日が流れていますが、ひっさびさに建物だけで見てみたい。
縁もゆかりもないシロクマさんを付き合わせて訪れました。
よかった。まだやっていた。
せっかくなので、中も見よう。
自動ドアを抜けるとロビーと受付でせっせと働く女将さんが。
すると宿のスタッフの男性が話しかけてきました。
スタッフの方「いらっしゃいませ。ご予約は……」
俺「あ、ごめんなさい。客ではないです。昔、こちらで1ヶ月間働いたことがあり、懐かしくなって……」
スタッフの方「そうですか」
俺「はい。それはもう昔の話です。確か、女将さんに娘さんが3人いらっしゃって……」
スタッフの方「はい。長女があとを継いでいます」
あ、あの女将さんが、あの長女……。
すごく、きれいな女性になっていました。
大きくなったなぁ。
泣きそうなほどに感慨深い。
こうやって引き継がれていく……。
本当にすばらしいことっすな。
このまま、西湖、河口湖の北側を走って帰ることにしました。
湖北ビューライン(県道21号)です。
湖を見ながら走れる道、この日だけかはわかりませんが空いていて快適。
地図を見ると南側には並走するように国道139号が通っていますが、そちらは湖畔ではないので、こちらがよいかもしれません。
評価 ★★★☆☆(星5満点で星3)
山田屋ホテルの俺の感慨補正が入っていますが、よい道でしたよ。
湖北ビューライン(県道21号)はこちら↓
【観光】富士山駅周辺
ここで高速のインターに向かって帰るのもよいのですが、せっかくなので晩飯でも食べようかと。
あと、できればお土産も買いたい。
もしかしたら、どこかの駅に行けば周辺にお土産屋さんや食事処があるのでは?
またも心のAボタンを押しての思いつき行動です。
そこから近い富士急行の富士山駅に向かいました。
お土産屋さんは湖北ビューラインを走っていた頃から意識していたのですが、道中では、まず目に入らなかったのですよね。
田舎(いや失礼)の夜は早くて午後5時とかに閉店してしまいがちですし。
別に珍しいものがほしいわけではなく、「富士山饅頭」とかのありきたりのものでよいのだけれど。
なんとなく富士山駅の駅ビルを進んでいくと、ラッキーなことにお土産屋さんがあり、まだ営業していました(午後6時くらいでしたかね)。
そちらでお土産をゲット。
あとは晩飯っすね。
そういえば馬刺しを食べたいなぁ。
馬刺し、ここらへんではよく食べられるのです。
リゾートバイトのときに知ったのですが、パブとかでも普通におつまみとして出てくるそうですよ。
いや、当時の話ですが。
でも、まぁ、富士吉田市あたりのちょっとした名産であることは間違いないかと。
あと、モツ煮も広く知られているみたいっすね。
こちらはシロクマさん情報で俺は知らなかったっす。
お土産屋さんに馬刺しが食べられる飲食店をお伺いすると『魁』がよいのではと。
はい。了解。
天邪鬼な俺でも地元の方のおすすめには素直に従います。
富士山駅の前にバイクも置ける駐車場があって、こちらは駅ビルの商業施設を利用すれば無料とのこと。
ちょっとしたことですが、何人かでのツーリングでは、これもうれしい要素ですよね。
ソロなら何とかなるものでも、複数人ではそうはいきませんから。
『魁』は駅から歩いていけます(5分くらい)。
多分、古民家をイノベーションしたのではないですかね。
とても趣きのあるお店でした。
料理も美味かったですよ。
駅に戻ると、ふと喫茶店が目に入りました。
こんな時間までやっているのか……。
一軒は確か喫茶店『サロン』。
地方の喫茶店、俺は好きです。
こんな時間までやっているなんて素敵です。頑張れ!
そして、もう一軒は『ポプリエ』。
こちらはお店を照らすライトもなく、営業しているかもわからない……。
ちょっとなかを覗いてみたところ、やっているような……。
シロクマさん、ちょっと食後のコーヒー、飲んでこ!
店内にご年配の店主さんと常連と思しき女性が1人だけ。
公式サイトはありません。
帰宅して食べログを確認しましたが、投稿は1軒だけ。
ネットなんて、そんなもんです。
でも、こちらは本当に素敵な喫茶店でした。
メニューにはアルコールも軽食もなく、コーヒーをはじめとする飲み物だけで勝負。
店主さんといろいろ話をしたのですが、ここで、40年間やっているそう。
しおれることなく、ひっそりと咲く野の花のようっすな。
とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
このサイトのこの記事にどれくらいの広告効果があるかはわかりませんが、ぜひ、訪れてほしい喫茶店です。
評価 ★★★★☆(星5満点で星4)
何気に立ち寄ったところですが、とても、よき思い出になりました。
以上です。
それにしても1日で往復500km越えは疲れました。
やっぱ300kmくらいがちょうどよかですよ。
楽しかったけどね。
でわでわ~。
投稿者/管理人