粘りが大切、焦りは禁物
俺は釣りのなかでも、ブラックバスは難しいという印象があります。学生時代によくやって、関東のメジャーなフィールドはほぼ行ったつもりですが、釣れた記憶がないのですよね……。
「私自身もそんなに釣果を出せてないので参考になるかはわかりませんが、言えるとしたら、とにかくあきらめずに粘ることです。投げ続けることで魚をゲットできる確率も上がります!」
なるほど。とはいえ、アタリもないとつらいですよね……。
「確かに。実際、最後まで釣れないことも少なくはありませんが、私の場合は『長い時間がんばって、やっと釣れた!』という、まさしく粘り勝ちなことも少なくないので……。そんなときは、それまでの苦しさが吹っ飛びます。最後は笑顔で終われるので最高です(笑)」
終わりよければすべてよしですね。
「あとは焦らないことも大切だと思います。焦るとフッキングのタイミングが合わなかったり、アクションが雑になったり、リトリーブが早くなったりで魚の釣れるチャンスがどんどん遠のきます。運よくヒットすることもありますが、基本的には焦るといいことがありません」
さすが達人です。
「いやいや、私は『へたっぴ釣りガール』ですから、自分自身に言いきかせている部分もありますよ。焦りについては、焦っている自分がいたら、そういうときこそ冷静になって丁寧な釣りをするように心がけています」
おすすめのルアーは『ヤマセンコー』
具体的な釣りのコツも教えていただきたいと思います。バス釣りでおすすめのルアーは?
「おすすめというよりは思い出になりますが、初めてバスが釣れたときのリグ(ワームを使うための仕掛け)は、ゲーリーヤマモトの『アングリースティック』のダウンショットでした。そのせいか、私はゲーリーヤマモトが大好きで、おすすめとなると『ヤマセンコー』ですね。カラーはウォーターメロンなどのグリーン系を中心に使っています。ヤマセンコーはサイズを問わずめちゃくちゃ釣れます。今までわたしが釣ったバスはほとんどヤマセンコーと言っても過言ではありません」
プラグはどうでしょうか。
「O.S.Pの『BLITZ EX-DR』で、なかでもカラーはゴーストライムチャートをおすすめさせてください。こちらも『私の初めて』関連で、このルアーが初めて釣れたプラグです。プラグで釣ると、ワームとは違った感動があって、釣れたときは本当にうれしかった。あの感動をもっと多くの方に伝えたいですね。『ただ巻き』という言葉がありますが、このプラグは、まさしく巻くだけでもよく釣れる逸品です」
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