これは先日、バイク釣行をしたときの話です。
俺の中では「空気圧狂騒曲」と思っています。
あ、「ガソリンスタンドで空気を入れる方法」だけを知りたい方は目次で、「バイク対応の空気入れで~空気の入れ方~」に飛んでいただけますと幸いです。
空気入れに四苦八苦~ドタバタ体験記~
その日は奥多摩のさらに奥のほうにいったのですよね。
距離にして片道70㎞くらいでしょうか(すべて下道)。
たいした距離ではないのですが、なぜか俺は「タイヤに空気入れよ」と思いました。
なにか不具合を感じたわけではなく、しばらく(1年くらい)空気圧を調整していなかったのでなんとなくそう思った次第です。
今、思うとなぜそう思ったのか……。
我ながら不思議です。
釣りは日の出どきがよく釣れる時間帯なので、出発したのは夜中の2時くらい。
んで、ガソリンがなかったので、夜中の2時半くらいにガソリンスタンドに寄りました。
さて、タイヤに空気を入れますか……。
すると、そのガソリンスタンドにあったのが、大型の据え置きタイプの空気入れでした。
それは、あらかじめ空気圧の値をセットし、空気を入れると自動で止まるというタイプでした。
あ、本記事はバイク入門者に向けて「サルでもわかる」ように説明していきま。
空気圧はバイクの車種ごとに適した値が異なります。
それは、ほぼすべてのバイクのスイングアームに貼ってあるシールに記してあります。
車種ごとに違うといっても概ねは似たようなもので、俺のバイク(カワサキ・DトラッカーX)前輪が2.0kg/cm2、後輪は2.25kg/cm2なのですが、だいたいその前後でしょう。
そのときは、まずは前輪に空気を入れようと2.0kg/cm2とセットして、空気を入れようとしたところ、空気入れの先端部分が長い(30㎝)棒状であることに気がつきました。
ぬ⁉
これでは俺のバイクには空気を入れられないではないかっ⁉
俺のバイクはスポークを採用しています。
空気入れの先端部分が長い棒状だと空気を入れるところに垂直にさせないのですよね。
車なら問題ないでしょうが……。
んで、そのときの俺はどうしたかというと、不具合があったわけではないので次の機会にすればよいものを、意地になって無理やり気味にスポークの間に空気入れの先端部分を通して、空気を入れようとしたのです。
結果、微妙にずれた状態ではまり、非常に怪しい状態での空気入れ作業になりました。
い、今の空気圧は適正値なの⁉
空気圧を測ろうにも空気圧計がないっ!!
セルフスタンドでスタッフの方が見当たらないし……(本当はいるはずだければなぜだ)。
結局、他のガソリンスタンドで調整しようと、少し走って、別のガソリンスタンドに行きました。
こちらもセルフ。
空気圧計を探すと、ここも先ほどと同じ据え置き型。
空気入れの先端は棒状だし、空気圧計もない……。
ここでも、なぜか俺は「さっきはうまくいかなかったれど、今度こそ」と無理くり前輪に空気を入れようとしました。
空気入れマシンがピッピッと鳴って、空気入れが終わったことを告げます。
ん~怪しいけれど、ま、大丈夫か……。
走り出そうとしたら、どうにもハンドルが重い……。
空気、抜けとるやないかいっ!
こりゃダメだ。
そこはスタッフの方がいて、事情を説明すると、返ってきた答えは「ここにはバイク用の空気入れはありません」。
え~、釣りにいけないじゃん(ってか帰れもしないじゃん)。
結局、そこではなぜかあった自転車の空気入れで空気を入れて、一応は走れるくらいまでの空気圧に戻すことはできました。
三度目の正直で次のスタンドに……。
その先にあったのもセルフスタンド。
もう当然のごとくスタッフを捕まえて「バイク用の空気入れはありますか?」と。
すると……。
よかった。そこにはありました。
バイクのタイヤに空気を入れられるのは空気入れの先端部分の金属部分が短いか、専用の形状をしています。
そこは専用の形状をしているのがあり、無事に空気を入れることができました。
このドタバタで1時間くらいロスしましたかね(余裕をもって出発したので釣りには間に合いました)。
バイク対応の空気入れで~空気の入れ方~
さて、ここからガソリンスタンドでバイクのタイヤに空気を入れるための基礎知識です。
まず、空気圧をなぜ調整する必要があるかというと次の事象があるからです(参考サイト/グーバイク)。
【空気圧が低め(空気が抜け気味)】
・取り回しが重くなる
・転がり抵抗が増えて燃費が悪くなる
・グリップ力が上がる
・乗り心地が良くなる
【空気圧が高め(空気を入れすぎ気味)】
・取り回しが軽くなる
・転がり抵抗が減って燃費が良くなる
・グリップ力が下がる
・乗り心地が悪くなる
以上は「気味」の話で、極端な場合は事故につながる可能性もあります。まぁ、先に紹介したように空気圧の適正値は車種によって違い、ほとんどはスイングアームに貼られているシールに記してあるので、それに合わせるのが基本です。
自転車ほど頻繁に行う必要はないけれど、定期的(1か月に1回が目安だそうで)に、あるいはロングツーリングの前には確認したほうがよいかと(俺はものぐさなのであれですが……)。
空気圧計は普通にホームセンターで売っていますし、アマゾンでも購入可能。
なお空気圧計の使い方はタイヤの空気を入れるところに角度をつけずに垂直気味にプシュッとさすだけです。俺も持っているのですが、最近はホント使ってないのだよなぁ。
んで空気の入れ方について。これはバイクのタイヤの空気を入れるところの形状によるのでしょうが、結構、多くは自転車用の空気入れを使って自転車のタイヤに空気を入れるのと同じ要領で入れることができます。入れすぎた場合は空気入れや空気圧計をさして、プシューとすると空気が抜けます。
そして、今回のテーマのガソリンスタンド。
まず、空気圧については、空気圧計を買わずに定期的にガソリンスタンドで測るという方法もありますわな。
ただ、ガソリンスタンドによっては空気圧計のないところもあるので要注意です。
んで、空気入れについては、ガソリンスタンドの空気入れには基本的に据え置き型と持ち運び可能型の二つのタイプがあります。そして、本記事の前半で記したように、最近は空気圧計のみならず、バイク用の空気入れもないところがあるので、これまた要注意です。たいてい車用の空気入れはあるのですけれどね……。
そして、空気入れの先端が長い棒状になっているのは、バイクには不適合(いや、なかには使えるの車種もあるのかもしれませんが)。うまくはまらないようであれば、無理をしてはいけません(俺のようなやつはいないか……)。怪しければ「バイクにも使える空気入れはありますか」とスタッフに確認しましょう。
使い方については、まずバイクのタイヤの空気を入れるところのキャップをはずします(これは当たり前か……)。
んで、空気入れの先端が無理なく角度をつけずにタイヤの空気を入れるところにハマるようならプスッとはめてトリガーを引くだけで空気は入れられます。
一方、空気を入れすぎて抜きたい場合はリリースボタン(空気抜きボタン)を押せばOKとのこと(俺はやったことありませんが)。まぁ、トリガーを引かずに空気入れの先端をタイヤの空気を入れたり抜いたりすると抜けますよ。
いちばん失敗がないのはフルサービスのガソリンスタンドでガソリンを入れるときに「タイヤの空気圧をチェックしてもらえますか」とスタッフにお願いすることなのですが、昔はそれだけで100円取られるところもありました(いや、そういうところもあったというだけで基本的には無料でしたが)。
こんなところですかね。
あ、そうそう最後に本サイト内でバイク関連の記事を二つ公開しました。一つはバイクレビューで車種はBMW(!)のR nineT
(その記事はこちら)、もう一つはメンテナンス関連でタイヤ交換などであると便利な井桁の作り方です(その記事はこちら)。
今回は以上です。
でわでわ~。
投稿者/管理人