【クロダイの落とし込み】「エサがゆっくり落ちていますよ~」で誘う(*^^)v 【実践編】

趣味人に聞く 釣り編 其の六 クニさんの巻

 まずは前回のあらすじから(まぁ読んだほうが早いので詳しくはこちら)。クロダイのフォルムに惹かれ、「ぜひ、釣ってみたい!」と思った管理人。コツを教えてもらうために人気ブロガーのクニさんのもとを訪れたのでした。そこで、待っていたのはクロダイにとりつかれた男(?)の熱きクロダイ講座。タックルやエサなどの準備に関することを教えていただいたところで、話はいよいよ釣果をあげるための現場での釣り方へと進むのでした……。
取材・文/管理人
写真/クニさんのご提供&クニさんのブログに掲載されているもの。無断転載は禁止とさせていただきます。

取り込みは慎重に
 さぁさぁ、いよいよ釣り方です!
「あっ、そんなに入れ込まれても……(o^^o) 繰り返しになりますがシンプルなのがクロダイの落とし込み釣りの魅力。釣り方も単純で、足元にエサを落とすだけです。それでアタリがあったら合わせると」
 そ、そりゃあ、そうかもしれないですが、もうちょっと詳しく……ソワソワ。
「では、釣果を上げるコツを。前回、落とし込み釣りは『荷物なしでどんどん移動する釣り』といいましたが、落とし込み釣りは、『エサを落とす→アタリを待つ→アタリがなければ5m進む』の繰り返しです。だいたい1落とし1分のペース。僕たちは遠征時には10時間落とし続ける変態ですw」
 体力には自信があるので、そこらへんは大丈夫です。
「さすが渓流釣り師w あとは、他の釣りもそうですが、ターゲットが普段、どのような生活を送っているかを考えるとよいのですよね。クロダイは護岸に付着しているカラス貝、フジツボ、カニ等をガリガリ食べています
 ガリガリ……。
「歯が立派ですから、硬い貝もクロダイの歯では柔らかいのでしょう。ただ、魚にしてみると、付着しているものを食べるより、上から落ちてきたエサのほうがはるかに効率よく捕食できるのはいうまでもありません。そのためか、多くの魚がそうであるように、クロダイも上から落ちてくるものに反応します。その習性を利用して『いかにも護岸の貝が剥がれてゆっくり落ちていますよ~』を演出するのです」
 なるほど。でも、ルアーならアクションをつけるところで工夫できますが、「落ちていますよ~」の演出は難しいですね。
「一つはガン玉選びがポイントで、その重さで釣果が変わります。できるだけ軽いガン玉を使うほうが自然に落ちるのですが、かといって『軽いガン玉を使っていれば間違いない』というわけではありません。流れが早いところでは重くしたほうがよいことがありますし、なかにはガン玉なしで落とす人もいます」
 そこらへんは現地での判断が重要になりそうですね。
「そうです。そして、そのガン玉選びと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に大切なのが『護岸からエサが離れないように落とすこと』です。護岸から15cm以上離れると極端に食いが悪くなるので、できるかぎり壁ギリギリに落とします」
 壁ギリギリですね……メモメモ。
「あ、ただし海面は覗きこまないようにしましょう。海面に自分の影を写すのもNGです。クロダイは非常に警戒心が強く、人の影を見ると、いや気配を感じるだけでも、すぐに逃げてしまいます。足音や装備品のガチャガチャした音も出さないように注意が必要です。ちなみに、朝マズメや夕マズメの時間帯では、クロダイは海面直下にいることが多いです。そのときにこちらが見つかると、すぐに逃げてその一帯は釣れなくなります。エサを落とす深さも海面から4mくらいまで。冬場はもっと深く探ることもありますが、基本的には上層狙いです。フカセ釣りとは違い、エサを落とすときも音をさせないよう静かに落します」
 忍者のようですなぁ。それにしても、クロダイは意外と上層にいるのですね。
「そうですね!フカセ釣りのように少し数十メートル先の深場では底にいると思うのですが、護岸では結構上層に居ます。あとは、アクションで『ゆっくり落とす→途中で2秒くらい止めてまた落とす』という工夫をすることもあります

忍者になってクロダイとの勝負に勝ったら……。このかっこよい魚体を拝めます。画像はクニさんのブログ(2018年10月16日より)

取り込みは十分に空気を吸わせてから
 そして、クロダイが「お、エサが落ちてきた」と思ったら……ゴクリ。
「そう、食いついてアタリが出ます。ただ、クロダイのアタリは非常に小さいことが多く、ガツンとくるのは希です。小さなカサゴなどのほうがわかりやすいくらい( ゚∀ ゚)  目印仕掛けなら目印が早く沈み出したりするので、まだわかりやすいのですが、ヘチ釣りや前打ちはラインの糸フケの具合や竿先でアタリを取ります」
 腕の差が出る釣りという感じがしてきました……。
「だからおもしろいのです! ちなみに目印の沈下が止まった場合は護岸の障害物に引っ掛かっている場合があります。ただ、クロダイがつついている場合もあって、その場合は『障害物に引っかかった』と思って無理に引き上げるとクロダイは逃げてしまいます。そ~っと剥がして落とし続けるとそれが誘いになって喰ってくることも多いのですよね。なので、怪しい場合は竿をゆっくり上げます」
 アワセは?
「それほどダイナミックな動きは必要なく、重みを感じたらシャープに手首を返す感じです。それでクロダイがのったら、次の瞬間には、いよいよお待ちかねの私たち人間とクロダイとの強烈なファイトが始まります。ファイトは他の魚と同じように魚と駆け引きをしながら……です」
 取り込みについては、特別なコツはありますか?
「特別といえるかはわかりませんが、他の魚以上にタモを入れる前に十分に空気を吸わせて弱らせる必要があります。それを怠ると、クロダイがガンガン下に潜ろうとするのを止められません。クロダイはかけるまでが難しいけれど、かけてから取り込むまでにバラすことも多いので一連の動作がスムーズにできるように装備を整える必要があります」

同じ仕掛けで、同じ釣り方でキビレが釣れることもあります。そりゃまぁ近縁種ですから……。画像はクニさんのブログ(2018年11月22日)より。

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