【ショアジキ】じつはタックルよりも地形変化や修正を知ることが重要【その魅力とおすすめタックル】

リールは耐久性に優れたステラが絶対かと……
さらにショアジギで釣果を上げるポイントを知りたいっす。参考までにまるなかさんが使っているタックルを教えていただけますか?
「対象としては2kg程度までの青物やヒラメやマゴチを視野に入れたライトショアジギング用タックルになります」
ここは読みやすく、まるなかさんに教えていただいたタックルを箇条書きでいきます。
・ロッド/Gクラフト『セブンセンスTRモンスターサーフ1052TR』
・リール/シマノ『18ステラ4000XG』
・ライン/よつあみ『ウルトラジグマンWX8 1号』&シーガー『グランドマックスFX6号』

ちなみに、各タックルを選んだ理由は?
「ロッドはジグを軽快かつ細かく操作できる反発力と軽さ、そして魚がヒットしたときにしっかり曲がるものを好んで使っています。それでいて曲がり込んでからはしっかり強いものですね」

リールは?
「軽さよりも耐久性を重視したいので、金属ボディ+ローターを採用しているステラは絶対的かと……」

ラインは?
飛距離や滑らかさを考慮して8本編みのPEラインしか使いません。最近はリーズナブルで性能も高い国産PEラインも出てきてはいますが、長く使おうと考えると、やはり高級PEラインのほうが優れていると思います。ショックリーダーは実際に引っ張ってみてもやっぱり強い、シーガーのグランドマックスシリーズですね。強度テストなどを行ってみましたが、グランドマックスは一般的なフロロカーボンラインよりも明らかに強かったので」

こんな魚が釣れることも……。42~43cmほどのウスバハギですっって(画像はまるなか大衆鮮魚さんのサイト「2019.08.29
静岡サーフ青物釣行 ショアジギングでカンパチ、底物の釣果!』より)

次は皆様、お待ちかねのおすすめのジグを……。
「ん~、これは、正直言って100円のジグでも釣れます。なので、『これじゃなきゃダメ』というものはないんですが、入門者にすすめるとしたら、1つのシリーズのなかでいろいろなタイプを選べるものがよいかと……。例えば、メジャークラフトのジグパラシリーズDUOのドラッグメタルキャストシリーズですね。ジグパラシリーズは左右非対称形状をしていて、安定したスイミング姿勢が特徴。水中でのアクションがイメージしやすいです。一方、ドラッグメタルキャストシリーズは左右対称モデルが基本で、イレギュラーなスイミング姿勢が楽に引き出せます。スイミング姿勢については、安定したものとイレギュラーなもの、どちらが優れていると決めることはできませんが、この二つのシリーズは、どちらももよく飛んで塗装も強く、フック付きなのでパッケージから出してそのまま使えるところがよいと思います」

カラーについては、どのように考えればよいでしょうか?
ベースカラーを中心に考え、シルバー系・ゴールド系・グロー系をそれぞれ1本ずつ用意しておけば最低限必要なものは揃うかと……

ジグパラシリーズのジグパラショート30gです(画像はまるなか大衆鮮魚さんのHP『2019.06.21
メジャークラフト ジグパラショートの使い方・実釣インプレ!【青物・ヒラメにも】』より)

いや、本当に勉強になりました。まとめとして、ショアジギをやってみようと思っている方、もっと釣果をあげたいと思っている方にアドバイスをいただけますか?
「最近はいろいろな情報が出回りすぎていて、『誰を信じてよいのかわからない』『道具ばかり増えて、釣れる魚の数が増えない』というような質問や悩みをよく聞きます。ただ、自分にいわせると、重要なのは釣り道具ではなく、釣りの基本や魚の習性を知ることです。釣れないときは、道具のせいにするのではなく、釣り方や釣りの時間、時期などをしっかり考えるとよいと思います」

なるほど!
「あとはしっかり信頼できる釣り師を見つけ、まずは真似から始めていけばよいかと。できれば釣りを教わる人の人数は少ないほうがよく、最初は1人に基本を教わるとよいですね。釣りは人によって考え方が違い、絶対的な正解はありません。なので、いろいろな人に教わると、頭でっかちになって逆に混乱することが多いと思います。いろいろな人に教わるのはある程度、基本ができるようになり、自分なりの考えやパターンがある程度、確立されてからでいいと思います」

40UPのカンパチ。こんなのが釣れたら本当に楽しいでしょうね。まるなかさん、ありがとうございました。(画像はまるなか大衆鮮魚さんのサイト「2019.08.23
『焼津港・石津浜スーパーライトショアジギング釣行 青物に底物に連発!』より」)

【趣味人のプロフィール】

まるなか大衆鮮魚
年間釣行数250~300前後はこなす釣り好き素人。釣りを覚えるために漁師に釣りを学び、魚の扱いを覚えるために魚屋で魚を捌いてきた男。ルアー、フライ、餌とジャンルを問わず、山奥の渓流釣り~沖釣りまで様々な釣りが守備範囲。タックルのことや日々の釣行などを記したサイトは超充実です(リンクはこちら)。
最近、食べた美味しいものはミナミマグロの背トロ。
最近、購入した釣り関連グッズはライトソルト&ネイティブトラウト用に購入したリール、ダイワ『19バリスティックLT』。

(バックナンバー)
【釣り編】
其の一 まりっぺさんの巻 デカバスを狙うなら琵琶湖でワーム!
其の二 かなすびさんの巻 大注目のタチウオテンヤ釣り
其の三 Fresh Kitchen・戸田美保子さんの巻 料理のプロが教える美味しい魚料理
其の四 ピカレスクさんの巻 プロのリール修理士が教えるリールメンテナンスの基本
其の五 バッスンさんの巻 ブラックバスのキャッチ&イートのすすめ
其の六 クニさんの巻 クロダイの落し込み釣り
其の七 田中徹さんの巻 アオリイカのヤエン釣り
其の八 ジョーさんの巻 のんびりヘラブナ釣り
其の九 片山さんの巻 コマセやウキの自作のすすめ
其の十 鰈ライダーさんの巻 北海道の釣り事情
其の十一 むぎわらノートさんの巻 シーバスの釣果を上げるコツ

執筆者のプロフィール

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本サイトの管理人です。34はゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」のアカウント名です。いや、名前なんかは何でもよいのです。大抵のゲームは、このアカウント名にしています。本職は紙媒体の編集&ライターです。
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