【冬が本番】「ヒラメ40秒」を過信しない!【ヒラメの泳がせ釣り】

趣味人に聞く 釣り編 其の十五 つりうぇいぶ!さんの巻
 
 いやぁ、すごい時代になりました。俺の子どもの頃は釣りの映像といえばテレビだけ。
 土曜日の夕方にやっているくらいでした。
 それが今ではYouTubeで好きなときに好みの釣り番組(チャンネル)を観ることができますからね♪
 ちな、俺はあんま「釣りよか」さんは観ません。メジャーすぎて……。
 最近は「マスゲン」さんが好きですわ(マスゲンさんはメジャーではないのかというツッコミはなしで……)。
 んで、今回ご登場いただく「つりうぇいぶ!」さんも、YouTubeをメインフィールドに活動なさっています。
 活動を開始して、まだ日が浅いのですが、超えろ『マスゲン』、目指せ『釣りよか』!
 今回は、そんな「つりうぇいぶ!」のリーダー・タムさんに、ヒラメの泳がせ釣りを教えていただきました。

取材・文/管理人
画像はすべて「つりうぇいぶ!」さんのご提供です。無断転載は禁止とさせていただきます。

「つりうぇいぶ!」はみんなが楽しめる動画をアップしていく!
 こんにちは! さっそくですが、「つりうぇいぶ!」さんの動画は編集が丁寧ですね。
「ありがとうございます。うちら『つりうぇいぶ!』は、老若男女、あらゆる人が楽しめる、釣りやアウトドアの動画をドンドンUPしていきますから」

 ちなみに結成の経緯は?
自分はもともと釣りが大好きで、20年以上取り組んできた経験をもとに情報発信していきたいと思ったのです。昔はブログなどもやっていました。最近は釣り系YouTuberの流行もあり、憧れてYouTubeもはじめました。ところが釣り系YouTubeは他のジャンルと比較して撮影や編集、プロモーションもめちゃくちゃ大変で、『好きなことをしてお金を稼ぐ』というだけではモチベーションを維持できませんでした」

 そうなんすなぁ。うち(釣りとバイクが趣味なんだ。)も一応、YouTubeチャンネルはあるのですが、やはり編集が大変で、あまり動画はアップしてないっす。
「そんな経緯もあって、同じ目的のメンバーを集め、『みんなで楽しみ、協力しながら活動したい』という思いで結成したのが今の『つりうぇいぶ!』です。メンバーは『ジモティー』というサイトで募集しました。1週間のうちに集まった即席メンバーですが、みんな特異な才能やスキルがあり、楽しい動画を作れると自負しています。ちょっと運命を感じています(笑)」

 いや、集まったのはきっと運命ですよ。人は城ですから、ぜひ、その絆を大切に……。
「はい。もちろんです」

泳がせ釣りならヒラメをターゲットに!
 さて、いよいよ、ここからが釣りの話です。今回のテーマは、こちらからのご提案で「ヒラメの泳がせ釣り」でっせ。
「はい。ナイステーマです。うちら、『つりうぇいぶ!』はとくに泳がせ釣りが大好きです! 大物が狙えるので釣れれば動画映えしますし、生きエサは食いつき抜群なので安定感があります

 あ、ちょっと待ってください。泳がせ釣りって、言葉の響きから、小魚を仕掛けにつけて、その小魚に食いついた魚を釣るというイメージなんすけど、それで合ってますか?
「まさにそうです。アジなどの小魚に直接針を刺して投げるのです。やることはシンプルなのですが、その小魚をどのように泳がせるかというシステムの違いで、いくつかのタイプがあります。ウキ仕掛け、エレベーター仕掛け……。自分は固定仕掛けや半誘導仕掛けが好きです」

 え、エレベーター!? こ、ここで泳がせ釣りの整理です。タムさんからイラストをいただきましたので、そのイラストとともに。

ウキ仕掛け/ウキを使用する

エレベーター仕掛け/オモリだけ先に投げ、そのあとにスナップをラインにかけて小魚を送り込む

固定仕掛け/小魚が動ける範囲を固定する。ブッコミ仕掛けともいう

半誘導仕掛け/スイベルやビーズで小魚が動ける範囲を限定する

こちらが固定式の仕掛けです

 アジをエサにするだけに味のあるイラストでよくわかりました(笑)。あとは小魚はどのように仕掛けにつけるので?
「小魚の鼻、目、背中、腹、しっぽなど……、まぁ、要はどこに針を掛けてもOKです。1本針でも、分岐させて2本針にしてもよい。大切なのは、泳がせ釣りは大物が掛かるので、針はそれなりに強度のあるもの、そして小魚が逃げないようにフトコロの深いものを使うということです。自分は針が軽くて小魚を弱らせない真鯛針を好んで使います。サイズは小魚の大きさにもよりますが、10号くらいがよいと思います」

 なるほど。それで船から魚を投入したら、それにターゲットが食いつき……ムフフ。
「あ、泳がせ釣りは船だけではなく、オカッパリでもいけるのですよ

サーフからのヒラメはルアーゲームだけではありません!

 そ、そうなんすか!? 泳がせ釣りって、てっきり船で楽しむ釣りかと……。いずれにせよ、エサは生きエサだから、食いつき抜群とのことでしたね?
「それは間違いないのですが、相手もそうは簡単に釣れてくれません。泳がせ釣りはタナが重要です。その点、ヒラメは基本的に泳層が底付近と限定されているため、泳がせのエサである小魚とターゲットの居所をマッチさせやすいという特徴があります。泳がせ釣りというジャンルをメインに考えると、底の位置に固定した固定仕掛けでスピーディーに投入を繰り返すことができるヒラメ釣りは、釣果を上げるうえで大きなアドバンテージがあります」

こちらは船で釣った一尾ですな。

 それにヒラメは美味ですしね!
「そうなのです。自分の彼女の好物がヒラメなので釣ってくれば称賛される(笑)。ヒラメはさばくのも簡単だし、食べて美味いから最高です!

料理にもこだわりアリの「つりうぇいぶ!」さん。こちらはこれはヒラメの御寿司と煮付けっすな

 
 ヒラメ釣りは楽しいし、食べて美味しい。一石二鳥ですね。
「いや、動画映えもするので一石三鳥です(笑)。あと、ヒラメ釣りの外道でよく釣れるマゴチは動画映えしないし、さばくのも少し大変で『残念な魚』という一面はあるのですが、じつは味はヒラメより美味い! ほとんど市場には出回らないので、マゴチを食べられるのも加えると一石四鳥かも」

こちらがマゴチっすね。いや、ヒラメの外道とはいわません

ヒラメのシャブシャブっすな。じつにうまそうです

おすすめのロッドはプライムサーフT-27
 ちなみに動画映えというと、タムさんのこれまでの最高の釣果は?
最高サイズなら60cmです!」

 おぉ、俗にいうザブトンサイズですな。
「ただ、最高匹数は3匹です(泣)。ボウズはあまりなく、安定はしているけれど、爆釣はしないのです。たいしたことなくてすみません(汗)。これからもっと修行します」

 でも、安定しているなら、何よりです。俺なんて数が勝負のワカサギで2連続坊主中ですから……。そんなタムさんが、現在、使用しているタックルは……。
「はい。こんな感じです」

<タムさん使用のタックル>
◆おかっぱり(サーフ)
ロッド/ダイワ・プライムサーフT-27 405
リール/ダイワ・レガリスLT5000D-CXH
ライン/PE2.5号、リーダー/フロロ7号
リグ/オモリ20号背掛け一本針

◆船
ロッド/アルファタックル・エアボーンスティック タチ 220F
リール/ダイワ・ハイパータナコン500S
ライン/PE3号、リーダー/7号
リグ /オモリ100号くらい(場所により)、背・尻ヒレ2本針

 使用しているタックルについてコメントをいただけますか?
「道具にはあまりお金をかけないタイプですいません(^^;) ちなみに、ロッドのプライムサーフはエサのキスやアジ釣りも兼用できるのでおすすめです。エアボーンスティックもよいロッドで、船釣りはジャンルにかかわらず、ほぼすべてこの竿でやっていますw」
 
釣りをするのは自分の釣座が進行方向と逆のときだけ!?
 続いて、ちょっとアドバンスド編ということで、ヒラメの泳がせ釣りで釣果を上げるためのコツを教えていただけますか。
「はい、まずはオカッパリから。フィールドはサーフとしましょう。サーフでは投げたあとは放置しがちですが、仕掛けが絡まっていたり、生きエサに逃げられていたり、あるいは、生きエサがかじられて死んでいたりすることが多々あります。なので15分おきくらいにマメにチェックするのが大切です」

 なるほど……メモメモ。
「あとはなにぶん大物が掛かる釣りのため、リーダーとの結束にFGノットを使うこと。それにスナップも余裕をもったものにするなど、システム全体の強度アップは釣果に直結します
 
 ちなみにノットなどのシステムについては「つりうぇいぶ!」さんのブログに記事があります(リンクはこちら)。

 続いて船の場合は?
「ヒラメがスレてないのであまり針を警戒しないし、オカッパリと違って小魚が弱るとすぐに交換するので、基本的には2本針をおすすめします。自分は背中としっぽに掛けますが、背中側につける針はトリプルフックを使うと圧倒的に針がかりがよいです」

 やはり針の数は多いほうがよいと……。
「そうですね。状況にもよると思いますが……。以前、ブラックバスがやたらと釣れる場所でシングルフックとトリプルフックでの釣果の差をテストしたことがありますが、なんと10倍近い差がつきました! 小さいアタリを掛けたり、バラシの軽減のためトリプルフックはかなり効果的ですよ」

 釣り方はいかがでしょ?
「船だとどうしても海が荒れているときがあります。真下に落とし、船の流れにまかせて海底をさぐる釣りなので、船が高速で流されると底タナも取れないし、エサが引きずられて釣れません。そんなときはひとつ決断するとよいと思っています。普通、船の流しは船長が公平に右舷、左舷と交互に行ってくれるので、自分の釣座が進行方向と逆のときだけ釣りをするのです。一定のラインテンションを保ちながら、100mも200mもどんどん糸を出せば底タナをとれるし、釣りになります。しかし、自分の釣座が進行方向のときにこれをやると乗り合い同士の仕掛けマツリで釣りどころではなくなります。船の場合はこんな大胆な決断が一日の釣果を左右することもあると思います」

 おぉ、そうなんすね。アワセについては?
「ヒラメは向こうアワセで、『ヒラメ40秒』という言葉があるほど、よく食い込ませるのが大切な釣りです。でも待ちすぎて逃げられることも意外と多のではないでしょうか? 要は針がかりすることが大切なので、ガツンという大きなアタリを待って普通に合わせるのがよいと思います

ヒラメ、釣ってみたいっす

 勉強になります。
「あと、最近、気になったことを一つ。YouTuberのぱぱえもんさんの動画で、針の上にアルミテープのキラキラをつけるという動画があります。まだ自分は試せてないですが、ヒラメは水中に魚のウロコがキラキラ漂うと興奮するというので、一定の効果がありそうだなと。今度試してみます」
 ちなみにぱぱえもんさんの動画はこちらです。

 俺はルアーとかのゲーム性よりも釣果重視派なので、ぜひヒラメの泳がせ釣りをやってみたいのですが、入門者はどこから手をつければよいですか?
「難易度でいえば船の方が簡単なのは間違いないです。ベテラン船長がヒラメの居所まで案内してくれますから(笑)。でも、船はいつでも乗れるわけではなく関東近辺では12月~3月が釣りを楽しめる時期で、それ以外の時期は禁漁のため船が出ません。また経済的にゆとりがあればいいのですが、自分は貧乏なのでそうそういつもお世話になれません。そう考えるとオカッパリのほうが始めやすいかもしれませんね。漁港やサーフでぜひ竿を振ってみてください

いやいや、数釣りも楽しめているではないですか!

 タムさん、今日はありがとうございました。
「こちらこそ。釣りは本当に楽しいものです。そのなかでもヒラメの泳がせ釣りは、大物と出会え、じっくりドキドキのアワセ、エキサイティングなやりとりと、釣りの醍醐味を体感できる『釣りの中の釣り』だと思っています。仕掛けのチョイスに少し複雑さはありますが、ぜひこの記事を参考にチャレンジしていただけたらと幸いです。あ、あと、『つりうぇいぶ!』をよろしくお願いします

〆の一品はこちら。ヒラメの漬け丼です

追伸
「つりうぇいぶ」さん、その後、ヒラメの泳がせ釣りの動画をアップしました。
【堤防泳がせ釣りで爆釣!ヒラメ・ワラサ76cm】
↓↓↓↓↓↓↓

【泳がせ釣り・マル秘テクニック:フタエノキワミ】
↓↓↓↓↓↓↓

【船ヒラメ泳がせ】 初心者でも釣れる簡単ヒラメ釣り!
↓↓↓↓↓↓↓

画像もいただいたので紹介しておきま。

楽しそうだし、うまそうです……ゴクリ。

【趣味人のプロフィール】

つりうぇいぶ!
釣りや、キャンプなどのアウトドアを中心としためちゃめちゃ面白い動画を、皆さんにお届けするYou Tubeチャンネル。
管理人からもぜひチャンネル登録をお願いします(リンクはこちら)。
ちなみに「つりうぇいぶ!」さんのメンバーは次の通りです(YouTubeの概要欄より)。
タム
つりうぇいぶのリーダー。海、川、湖、船釣り、管理釣り場などオールラウンド釣り師を目指す。(トラウト、バス、伊勢海老、イカ、アジ、サケ、シーバス、青物、マダイ、ワカサギが得意分野。最近はキス、ヒラメ、タコ、カニ、タナゴもやってます)。動画編集も主に担当。

タクミ
釣り歴は本格的に始めたのはここ1年。イナダを釣ったり、動画中ではコイも釣った!最近は伊勢海老釣りに興味がある様子。釣れた魚を飼育するというジャンルを切り開こうとしてくれているパイオニア!

あっくん
モリ突きやキャンプなどのアウトドアやバイク、自転車でのダウンヒルが好きな刺激担当。調教師を目指していることもあり、愛犬の茶々を連れてきて場を和ませてくれる。

ユッキー
あっくんの後輩で腹筋が割れているマッチョ。モリ突きや笑いの才能があり、今後の活躍が期待されている。刺激担当。

インディ
新メンバー! 釣り経験あり☆インテリ特性と釣り経験を活かして主に企画を担当!今後の活躍に期待!

いおり
フレンチレストランで働いていた経験とYoutuber経験を活かし、釣れた魚の調理担当、動画編集担当だったが、訳あって休業中。復帰望む!

 なお、リーダー・タムさんの最近、食べた美味しいものは「群馬の名店『だるま大使』の豚骨ラーメン!」。最近で、購入した釣り関連グッズは「愛用リール・レガリスと紅牙の替えスプール! 細糸と太糸を巻いておくと魚種によって替えられて便利!」ですって。

<バックナンバー>
【釣り編】
其の一 まりっぺさんの巻 デカバスを狙うなら琵琶湖でワーム!
其の二 かなすびさんの巻 大注目のタチウオテンヤ釣り
其の三 Fresh Kitchen・戸田美保子さんの巻 料理のプロが教える美味しい魚料理
其の四 ピカレスクさんの巻 プロのリール修理士が教えるリールメンテナンスの基本
其の五 バッスンさんの巻 ブラックバスのキャッチ&イートのすすめ
其の六 クニさんの巻 クロダイの落し込み釣り
其の七 田中徹さんの巻 アオリイカのヤエン釣り
其の八 ジョーさんの巻 のんびりヘラブナ釣り
其の九 片山さんの巻 コマセやウキの自作のすすめ
其の十 鰈ライダーさんの巻 北海道の釣り事情
其の十一 むぎわらノートさんの巻 シーバスの釣果を上げるコツ
其の十二 まるなか大衆鮮魚さんの巻 ショアジギの極意
其の十参 ytk*さんの巻 きっと釣れる! エギング入門
其の十四 Tetsuさんの巻 アジングで爆釣のコツ

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