【霞ヶ浦ブラックバス】取捨選択でその日の釣りを構築する【マークさん】

今回の『趣味人に聞く・釣り編』のナビゲーターは凄腕のバサーです。
メインフフィールドは霞ヶ浦で、年間約40回の釣行を25年以上に渡って続けているそう。
「イマカツLOVEFISH? 2010」でグランドチャンピオンに輝いたこともあるのです。
テーマはもちろん、霞ヶ浦のバス。おかっぱりで釣果を上げるコツを教えていただきました。
それでは、マークさん、よろしくお願いします。

取材・文/管理人 写真はマークさんのブログからの転用です。無断転載は禁止とさせていただきます。

霞ヶ浦の自己ベストは53cm~これまでの釣りライフ~

こんにちは。いきなりですがマークさんのこれまでのブラックバス(以下バス)人生のなかで、印象深い釣果を教えていただけますか。
「よろしくお願いします。サイズでいうなら、これまでの最高サイズは琵琶湖(滋賀県)で釣った60cm(3700g)です」

ロクマル!!
「ちなみに1日の最高匹数でいうなら100匹以上釣ったことがあります。ワームOKだった時代の河口湖で。ただ、印象に残っている、あるいは感動したというのであれば、いろいろな大会で獲ったすべてのバスになりますかね。決まった条件のなかで釣ったのは、どんなに大きいバスよりも大会などで釣った魚は何十倍もうれしいものです(^^)/」

こちらが琵琶湖で釣ったロクマルですな。そのときのタックルは「Rod:EG カレイドインスピラーレ エゴイスト70H、Reel:アブレボLTZ(8.0)、Line:東レエクスレッド14ld、Lure:モグラジグ3/8oz+ダッドカット4”(WMレッドFL)」となっています(写真はマークさんのブログより)

正直、俺はバスはやりたいと思いつつ、本格的にはやったことがないのですが、ワカサギで霞ヶ浦に行ったことがあります。「霞のバスは渋い」とよく耳にしますが、マークさんが霞ヶ浦に通うようになったきっかけは?
「まず、私が釣りをはじめたのは、子どもの頃に父親に連れられて釣りの楽しさを覚えたのがきっかけです。小学生の頃に友達とともにバス釣りを覚え、その後は様々な釣りを楽しんでいました。しばらく釣りをしていない時期もあったのですが、20代の頃に雑誌で見た今江克隆プロの凄さにひかれ本格的にバス釣りを再開初めて行った霞ヶ浦で44cmのバスを釣ったときに感動しまして。そこから霞ヶ浦に通うようになり、現在に至るという感じですね」

マークさんが初めてアメブロに投稿した写真はこちら。もちろん、霞ヶ浦のバスで、サイズは50cmです(写真はマークさんのブログより)

初めての霞ヶ浦で44cmはすごいっす。
「日本で2番目に大きい湖ですから効率的に釣りをする必要はありますが、『霞ヶ浦でバスはまったく釣れない』ということはありません。実際に多くのバサーが通っていることからもわかるように、工夫次第でしっかりとバスを獲れるフィールドです。ちなみに私の関東での最高サイズは53cm(2600g)で、それも霞ヶ浦で釣ったものです」

こちらが霞ヶ浦の50UP。場所は正確には霞ヶ浦水系の花室川で、ルアーはイマカツのヘアリーホッグ4インチでした(写真はマークさんのブログより)

マークさんは『イマカツLOVEFISH?』でグランドチャンピオンに輝いています。

※イマカツLOVEFISH?/バスフィッシングのトーナメンタ・ー今江克隆さんが代表をつとめるルアー・ロッドメーカー『イマカツ』が主催する釣った魚の投稿による大会

2010年の年間グランドチャンピオン決定戦において優勝(第2代大将軍)することができました。ものすごい投稿数のなかで年間チャンピオンになれたことは素直にうれしかった。あのときは霞ヶ浦、房総ダム、琵琶湖など、性格の違うトーナメントレイクでクオリティフィッシュをウエイン(検量)し、優勝することを目指していました! その期間中は『バス釣りをこんなに真剣にやったことはない』というくらいの1カ月半でしたし、年間チャンピオンになるには情熱も大切だとあらためて感じました。ブログ(アメブロ)をやっていなかったら、叶わなかったと思います。ブログを見て応援してくださっている方、ブログを通じて知り合った方に感謝です」

そんなマークさんに、今回は霞ヶ浦のオカッパリでバスを釣るコツを教えていただければと……。
「わかりました。私のブログでも書いていることで、自己満理論になりますが(笑)」

こちらは最近の写真で、2020年12月に撮影したものです。12月でも、霞ヶ浦でしっかりと大物を釣っています(写真はマークさんのブログより)

ルアーは釣るための手段。あまり固執しない~釣るコツ~

まずは、お使いのタックルからお願いします。
「基本的にタックルは今江克隆プロに影響されるかたちで増えていきました。今はロッドは40本、リールは20台を使いまわしている感じです。ロッドはイマカツIKロデオライドエバーグリーンEGカレイドインスピラーレセルペンティなどを使っています。リールはアブガルシアジーニアスプロジェクトグラビアスが中心です」

こちらはエバーグリーンのセルペンティです。マークさんはブログでタックルのインプレもしています(写真はマークさんのブログより)

そして、さらに気になる霞ヶ浦のおかっぱりでバスを釣るコツは……。
「一つはランガンです。これはとても重要な要素で、霞ヶ浦でバスを狙うための基本になるかと。日本で2番目に大きい湖であることから1カ所で粘るより、ランガン展開していくのがよいと思います」

※ランガン=ラン&ガンの略称。ルアーフィシングでは、スタイルを表す言葉で、積極的に移動したり、キャストする回数を増やすことで、魚が釣れる確立を上げていくという釣りのこと。

この日は時間がなくて、午前中だけの霞ヶ浦釣行。ランガン中に見つけた「いかにも…」なストラクチャ(障害物)付近でバスをゲット(写真はマークさんのブログより)

他にもあります?
「私は釣りの展開の構築も大切だと思っています。『その日はバス釣りを楽しむ』と1日を費やす釣行であれば、朝よりも夕方のほうがよく釣れます。なので、そのときのために、その日に合った釣れる釣り方を見つけていくと」

マークさんは、「霞ヶ浦で釣る」を目的に、時代の変化にも柔軟に対応しています。2019年3月のブログでは「ルアーのカラーについて、昔はキンクロとチャート系があればいいやって思ってました。リアルで食わすイメージを持っていなかったので……。ところが、イマカツの3DRを代表とする塗装技術の発達により、明らかな差を感じるようになり、お気に入りカラーも変化してきました」とあります(写真はマークさんのブログより)

なるほど。やはり難しそう
「いえいえ、そんなことはありません。もう少し具体的にいうなら、霞ヶ浦では『水質、水温、風、水の流れ、日当たり』の5つの要素を見定めながら釣りをしていくと釣果に直結しやすくなると思っています。1日のなかでも、場所や時間帯によって、その5つの要素は変化するわけで、その要素がそろったときにバスは釣れます。私がランガンを霞ヶ浦のバス釣りの基本と考えているのは、よい条件の場所を自分の足で見つけるという意味もあります」

「前回釣れたから」と同じ場所でルアーをローテーションするだけでは難しいと……?
「釣りに絶対的な正解はありませんし、あくまでも個人的な考えですが、重要度でいうならルアーを通す場所を優先したいということです。ちなみに私はルアー自体は釣るための手段であると考えていて、あまり固執しないことが大切だと思っています(^^)/ それで、ルアー選びについては、私は絞り作業のようなものだととらえていて、縦なのか、横なのか、反応する動きを探りつつ、ルアーローテーションをしっかり行って、その日のコンディションに最適なルアーを見極めます

ひと口にローテーションといっても、いろいろありますな。少し前(2013年)のマークさんのブログでは、イマカツのエリートクローを紹介していて、そこでは「グリパン系、シナモン系、赤系をローテーションして使っています」とあります(写真はマークさんのブログより)

なるほど。確かに捕食する意思があるバスがいなければ、どんなルアーでも釣れないですものね。
「ルアー選びもおもしろいので、忘れがちなことですが、そうなのですよね。釣りの展開の構築に話を戻すと、私は1日のなかで『水質、水温、風、水の流れ、日当たり』の5つの要素をベースに『今日はこれはダメ』と消去法で取捨選択して釣りの展開を作っていきます。例えば、水質が良いところでバイトがあったら、そこで水温を測り、風と水の流れ、太陽も確認しておきます。それで、移動して、同じように水質の良いところがあったとしましょう。そこでも水温、風、水の流れ、太陽をチェックします。バイトがなければ、バイトがあったところよりも水温が低いかもしれないし、風向きや風の強さが違うかもしれない。それで、水温が低いところはパスとか、風があたっていないところはNGとか、その日の釣れる条件を見定めていきます。釣れないところはすぐに見切るようにして1日の釣りを組み立てていくと、自然とバスは釣れるかと」

一人ひとりが意思をもって行動していければ…~霞バサーの皆さまへ~

とても勉強になりました。さすが、ベテラン釣り師です(笑)。
「アメブロでは古参で、ブログを開設したのは2007年です。当時は『釣りのブログ』っていうカテゴリーはなく、釣りブログでサーチを行ったら3人しかいませんでした(笑)」

継続は力なりといいますが、釣りはもちろん、ブログをそこまで長くやっているのは素敵です。先駆者ってかっこいい。
「(笑)。ちなみに2009年には『アメ釣り団』というバス釣りサークルのようなものを立ち上げました。300人以上の仲間が集まり、当時は珍しかったコミュニティからなるバス釣り大会をたくさん企画運営したのも、よい経験となりました」

「アメブロ釣り軍団」は「霞ヶ浦おかっぱり大会」も開催しました(写真はマークさんのブログより)

今回の俺からの依頼も御快諾いただき、本当にうれしく思います。
「釣りは一人で楽しめるものですが、その一方で、釣れたときの喜びを含め、いろいろな情報はみんなとわかちあいたい。私はそのように考えていますし、ブログも、『アメ釣り団』も、同じような考えの釣り人の隙間を埋めていけるようなかたちになればいいなと思ったのがきっかけでした。それからもう10年以上経ちますが、おかげさまで今でも仲良くさせていただいていて、一緒に釣りをする仲間もいます」

これからもマークさんの釣り人生はますます充実していくのでしょうね。
「楽しんでいきたいと思っています。なにせ『釣りは楽しく』が基本ですから。これまで『楽しく釣りをするためには?』を考えながら釣りをしてきましたし、きっとこれからもそうでしょう。『本当は釣りをしたいのだけれど』という人は、どこかに無理があるからできないのかもしれません。人はそれぞれに生活環境がありますから、そのなかで、『釣りを楽しむ』という目的のために、いろいろと取捨選択していけばよいのかなと思います。道具だって高価なものをそろえる必要はありませんし」

長く続けていくという意味では、釣り場の環境を考えることも大切ですね。なかには地元住民の方と釣り人がトラブルを起こして、釣り禁止となった場所もありますし……。
「そうですね。釣りができる環境を守っていくのも私たちの使命だと思っています。『ルールやマナーは守る』『ゴミは捨てない』など、当たり前のことですが、一人ひとりが意思をもって行動していくことが、大切な釣り場を守っていくことにも繋がると思います。みんなで釣り場を大切にする気持ちもっていけたらよいですね」

マークさん、このたびはありがとうございました。マークさんのブログは2021年で14年目に突入します。最後に直近の3年間の元日に投稿された写真を紹介して締めさせていただきたいと思います(写真はマークさんのブログの元日の投稿より。左から2018年2019年2020年

【趣味人のプロフィール】
マーク

長年に渡って続けているブログ「霞ヶ浦おかっぱり」が大人気。
「霞ヶ浦おかっぱりが、私のバス釣りの原点です。霞ヶ浦には年間40回程度の釣行、通いだしてから25年以上になります。霞ヶ浦以外でも、様々なところでバス釣りをして、経験を積みたいとアクティブに楽しんでます。おかっぱり、レンタルボート、バスボートなど、バス釣りONLY。2019年12月念願のバスボートを購入し、さらにワイドかつおかっぱりに役立つ情報を記事にしていきたいと思っています。内容は包み隠さず独自の自己満理論にて楽しんでます。またアメブロで釣り仲間がたくさんできました。感謝の気持ちを忘れずに、バスフィッシングLIFEを楽しんでいきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m」
・最近食べた美味しいもの/「愛知県知立市「『旭屋』で食べたウナギ。あとは松坂牛のA5ですね(美味しくて当然ですが……)」
・最近購入した釣り関連アイテム/「1年前になりますが夢のバスボート(チャンピオン206エリート)です。ちなみに大藪厳太郎プロから譲り受けました」

<バックナンバー>
【釣り編】
その1 まりっぺさんの巻 デカバスを狙うなら琵琶湖でワーム!
その2 かなすびさんの巻 大注目のタチウオテンヤ釣り
その3 Fresh Kitchen・戸田美保子さんの巻 料理のプロが教える美味しい魚料理
その4 ピカレスクさんの巻 プロのリール修理士が教えるリールメンテナンスの基本
その5 バッスンさんの巻 ブラックバスのキャッチ&イートのすすめ
その6 クニさんの巻 クロダイの落し込み釣り
その7 田中徹さんの巻 アオリイカのヤエン釣り
その8 ジョーさんの巻 のんびりヘラブナ釣り
その9 片山さんの巻 コマセやウキの自作のすすめ
その10 鰈ライダーさんの巻 北海道の釣り事情
その11 むぎわらノートさんの巻 シーバスの釣果を上げるコツ
その12 まるなか大衆鮮魚さんの巻 ショアジギの極意
その13 ytk*さんの巻 きっと釣れる! エギング入門
その14 Tetsuさんの巻 アジングで爆釣のコツ
その15 つりうぇいぶ!さんの巻 ヒラメの泳がせ釣りのコツ
その16 ぐっさんの巻 ロックフィッシュを釣る秘訣
その17 若旦那さんの巻 グイグイしなる『鱒レンジャー』の楽しみ方
その18 ともぞうさんの巻 身近で手軽な「管釣り」の楽しみ方
その19 岩田ジュビ漏さん(ツリデルタトーキョー)さんの巻 霞ヶ浦バスが釣れるポイント・ベスト3
その20 海釣太郎さんの巻 釣り人必見の海の水中映像ベスト3
その21 チャモロぱぱさんの巻 「両軸遠投カゴ釣り」のすすめ
その22 風の沼津さんの巻 霞ヶ浦のバスを狙うおすすめルアー・ベスト3
その23 ウッドマンルアー店長さんの巻 近畿地方のおすすめ釣りベスト3
その24 カラフト犬AKさんの巻 ヘチ釣り・やってはいけないベスト3
その25 眠りのたくまさんの巻 人狼ゲームの人気配信者が語る釣りの魅力
その26 たけだバーベキューさんの巻 釣り魚の簡単激ウマ調理術
その27 サラさん(釣りなじ)の巻 女性におすすめの楽しい釣りベスト5
その28 ウィリア八王子さんの巻 鮎を釣る基本のコツ3選
その29 たけ坊さんの巻 静岡県のおすすめ釣り場3選
その30 くろめがねさんの巻 ヒラメのサーフゲームのコツ3選
その31 まさゆっきー(M'sfishingチャンネル)さんの巻 徳島県産バサーの使用タックル
その32 なぎさんの巻 ワカサギ釣りのコツ3選
その33 y-kamiさんの巻 メバリングのコツ

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