【霞ヶ浦】霞バスの攻略・おすすめルアー【ブラックバス】

趣味人に聞く 釣り編 その22 風の沼津さんの巻

少し前に大手釣りメーカーに勤めている知人と話しました。
そのときに「釣り業界で競技人口が多いのは何釣りか」と聞いたのですが、答えは「まぁルアーで、バスは根強いよ」とのことでした。
確かにYouTubeでもバスがメインの方は多いですものね。
例えば先日、本コーナーに登場いただいた「釣りデルタトーキョー」さんもバス釣りがメインです。
そうそう、釣りデルタトーキョーさんには霞ヶ浦のバス釣りポイントを紹介していただきました(その記事はこちら)。
霞ヶ浦、かつては関東のバス釣りのメッカでしたが、最近は渋いと聞きます。
ただ、いまだに根強い人気があるのは確かですし、人間の都合だけなら、エントリーしやすくて攻略のしがいがあるのですよね。
そこで、さらなる攻略を目指し、霞ヶ浦の攻略ルアーを記事にしたいと思ったのでした。
ナビゲーターのアテもありましたし。
その方はクラクラを一緒に楽しんでいる風の沼津さんです。
沼津さんは、足繁く霞ヶ浦に通う手練(てだれ)のアングラー。
うん。そのお話はさすがの内容でした。

取材・文/管理人
―――――
こんにちは。いきなりですが、まず、霞ヶ浦のおもしろさをお伝えできればと。これまでの霞ヶ浦での印象的なエピソードをご教示いただけますか?
「さっそくですね(笑)。よいですよ。では、二つほど……。一つめは『全員10本オーバー伝説』です」

おもしろそうです。詳しくお願いします。
「あれはいつの日でしたか……。確かゴールデンウィークの出来事だったと思います。総勢6名での釣行でした。車はトヨタ・ハイエースで、車内は人と荷で満載状態した。伝説名からもわかるように、結論から先にいうと6人全員が10本を越える春爆劇でしたね。朝一で入ったのが霞ヶ浦の大山で、とても好調でした。そこですぐに全員が釣れてボウズは回避。移動した前川でも各自全員がバスをゲット。そして昼下がりの与田浦でのビッグスクール直撃で全員入れ食いでした」

おぉ!(と感心しつつ、ビッグスクールという言葉をわかっていない……」
「(察して)あ、『スクール』とは複数のバスが一つの群れで行動や移動する様を指す言葉です。クリアレイクでは、そのスクールを視認することができまが、霞水系のように濁っていると視認するのは条件が整わないと
厳しい……。そんななか、時合いとはいえ、急激に活性が上がったかのような感じでルアーへの反応も良く、当たりやバイトが連発し、実際にバスも釣り上がることがあるのです。それが『ビッグスクール』です。それで話を戻すと、そのときはヒットルアーの9割がジャッカルのバイブレーション『TN』。あれは本当に楽しかった。奇跡の一日でした」

「風がそよそよ吹きだした…ピンと来たとき上に出た一本!メガバス POP-X」(コメントと写真提供は沼津さんです)

「20年前のタックルと魚」(コメントと写真提供は沼津さんです)

すごい釣果です。もう一つは?
「3人での釣行で、この日も奇跡的な日でした。到着したのは、まだ夜明前でしたが辛抱堪らず真っ暗ななかで釣りを開始したのです。ルアーの着水も見えないような状態でした。パイロット(様子見)の段階から本命のメガバス『DEEP-X200』を投下。感覚を研ぎ澄ませて水底の状態をリップでしっかりととっていると数投で『ガガンッ』と強烈なバイトがありました!」

そ、それで……ゴクリ。
「キタっ! 重いっ!! デカそうだぞ!!! うまいこと護岸まで寄せて、バレるのを嫌って早々に抜き上げました。針掛りはよさそうでしたが……。デカいのはわかっていましたが、サイズは測ってビックリの54cmの3.2kg。水位は高かったとはいえ、こんな魚を抜けた……。手が震えましたね(笑)」

他の方々は?
「同行者の仲間Aは対岸の藪にテキサスを投下しながらひた歩いていました。そんなAを横目に同じように歩いていて、ふと見るとAがやり取りを始めているではないか! ブッシュから引き出されて激しく水面でエラ洗いの飛沫をあげたのは、かなりの大物。これもデカい! 自分はすぐに取り込みのサポートに回り、水辺まで降りて取り込みました。キタっ! 52cm!」

3人での釣行だったとのことですが、もう一人は?
「ボウズは回避できているもののサイズには恵まれていませんでした。それで、大型バスの実績が高いポイントに移動。開始数投で『TN』にヒット。今度はAが取り込みに回りました。デカいぞ! すでに50オーバーをキャッチしている自分とAが見守るなかでの計測は、あと1cm及ばずの49cm……。霞ヶ浦の49cmで3人全員が言葉を失う悔しさ(笑)。本来は十二分にデカいのですけどね」

そんなこともあるんすなぁ。
「いや、まだ、この話は終わらないのです。そのときはまさに全員に火がついて、今でいう『50オーバー釣るまで帰れません』の始まりでした。ただ、粘りましたが、自然は甘くなかったです。時計の針は23時を回り、さすがに納竿の空気に。最後と決めたポイントで、自分が朝一に出した『DEEP-X200』をBに託しました。『さすがにここまでだろう』と諦めかけていたそのとき、Bが『なんだよ、根がかったよ(怒)』と。しばらくしたら、『……ん? 魚、魚、魚! デカい、デカい!』と大きな声が。『絶対バラすなよ』と檄を飛ばし、自分がしっかりと取り込みました。さぁ奇跡を! 緊張の計測でした」

け、結果は?
「53cm! 自分の魚ではないにもかかわらず、涙が出る嬉しさだったなー。これからのバス人生でも、あの感動の再現は難しいのではないかと思っています。これが俗にいう『全員50オーバー伝説』です(笑)」

「2kg50cmオーバーのビックワン!」(コメントと写真提供は沼津さんです)

そんな経験をすると、確かに霞ヶ浦にとりつかれてしまいますよね。ちなみに沼津さんが釣りをはじめたきっかけは?
「父が釣りを趣味としていた影響が原点です。幼少の頃、父に釣堀に連れていってもらって釣りを知りました。ウキと睨めっこ。掛けられそうで掛けられない悔しさと楽しさの行き交う釣りの魅力にやられました。父に貰った継竿(黒鯛などをぶっ込みで狙う磯用)を持って、近所の川に鯉を釣りに行くようになりました。現場ではよく会うおじさん仲間もでき、熟練ならではの釣り情報を教えてもらったりして、とても楽しかったです。練り餌を使ったり、パンの流し釣りをしたりと子どもなりにいろいろ考えてやっていました。通うごとに魚に触れる機会は増えていき、『5匹釣るまで帰らない』『いや、10匹釣るまで帰らない』と没頭していました」

霞ヶ浦に通うようになったきっかけは?
「まずルアー釣りに興味を持って移行したのが小学5〜6年生の頃でした。霞ヶ浦に通うようになったきっかけは、自分の兄貴分と自分の弟が一緒に霞ヶ浦にバス釣りに行っていたことです。それで『お前もやってたんだろ? 一緒に行かないか?』と兄貴分に誘ってもらったのです」

それから足繁く?
「いえ、中学2年生から大学入学当初はバイクレースもしていたこともあり、釣りとは距離を置いていました。通うほどではなく、ポツポツと遊ぶ程度での釣行でしたね。バス釣り復帰の第一戦は19歳の春先、兄貴分達との霞ヶ浦釣行でした。『当時のイメージだと痛い目に会うかもな~。今の霞はグリグリ巻いているだけじゃ釣れないよ』と、兄貴分から助言されたことを覚えています。ベイトタックルしか持っていなかった自分に『スピニングリールも用意したほうがよい』とも。当時はバスブームで、人気メーカーのロッドは品薄の状態でした。自分はメガバスのロッドをどうしてもほしいと思っていたところ、兄貴分がなんとかゲットしてくれました。それに発売したばかりのダイワのイグニス2506cを用意して、久々の霞に足を運んだのでした」

そういえばバスブームがありましたものね。
「そうです。それで、いよいよ復帰戦当日の現場。いくつかポイントを移動するも、自分の竿には当たりもなく、新調したスピニングタックルに。仕掛けはゲーリーヤマモトの『ヤマセンコー3インチ』のノーシンカーに切り替えました。生まれて初めてのスピニングタックルによるワーミング。明け方から開始し、もう少しでお昼って頃にようやく釣れました。それはそれは丸々としたナイスプロポーションの39cm。同行したみんなに喜んでもらえて感激の一本でした。その釣行、その一本が再びバス釣りの幕開けとなる『和田岬の劇』でした」

「梅雨時期のナイスプロポーション!」(コメントと写真提供は沼津さんです)

三つ目のエピソードが(笑)。さて、ここで本日のテーマです。霞バスを攻略するためのおすすめのルアーを教えていただけますか?
「ロッドのテーパー(調子)の設定や、使用するラインの径数、ルアーのセッティングなど、いういろ考慮すべき点はありますし、シーズンによっても釣果をあげるためのコツは変化します。それらの要素を排除して、自分が年間を通してよく釣れると思っているルアーを紹介しますね」

ワーム部門
第3位
バークレー『マイクロクローラー3インチ』

まるで餌のように釣れます。セコ釣りともいいますかね(笑)。本当にそこに魚が居るのかどうか不安なときに確認の意味でも投下したりもします。ちなみに残念ながらトップ3を逃したおすすめワームはosp『ドライブクローラー』、ケイテック『スイングインパクト』、ゲーリーヤマモト『レッグワーム』です。

第2位
ゲーリーヤマモト『ファットイカ』

ベイビーファットイカも含んでの評価です。ノーシンカーやテキサスなど、さまざまなリグに使えて、使い勝手がよいです。

第1位
ゲーリーヤマモト『ヤマセンコー3インチ』

第2位の『ファットイカ』と同じように、本当に使い勝手がよいワームです。この『ヤマセンコー』も『ファット』があるのですが、それを含めての評価です。自分のなかでの投下数もNo.1ですね。実際はこちらと第2位の『ファットイカ』の差はなく、シチュエーションに応じて使いわけています。

ハード部門
第3位
クランクベイト
ジャッカル『ブロックリッパー』

同率第3位
シャッド
エバーグリーン『スーパースレッジ』

ラバージグ(スモラバ)と迷いました(汗)。正直なところ、ここらへんのハード系ルアーについてはシンプルに「好きなものを使えばいい」とも思っていて、きちんとした差別を設けてはいません。『ブロックリッパー』も『スーパースレッジ』もおすすめというよりは、素直に自分が使ってるものです。他にはクランクベイトならメガバス『グリフォン』『deep-x100(200)』、osp『ブリッツ』『タイニーブリッツ』、エバーグリーン『ワイルドハンチ』も使っています。シャッドはジャッカル『ソウルシャッド』、エバーグリーン『スピンムーブシャッド』もですね。

第2位
バイブレーション
ジャッカル『TN60(50)』

『TN60(50)』は賛否両論があると思いますが(笑)。TNはジャッカル創立より仲間内で引き倒してきたルアーになので、投下数が極大になります。デキもよく、素晴らしいバイブレーションプラグです。

第1位
スピナーベイト
エバーグリーン『Dゾーン』

スピナーベイトもクランクベイトと同様に各製品に強いこだわりがあるわけではありません。あくまでも自分が使っているものです。他にもエバーグリーンなら『Dゾーンフライ』『SRミニ』、ospの『ハイピッチャー』、ウォーイーグルの『ウォーイーグル』も使っています。

この記事が霞ヶ浦攻略につながるとよいのですが……。
「渋いですからね(笑)。自分も霞ヶ浦でやっていると、ふと、『霞にバスは居ないんじゃないか』と思うことがあります(笑)。もしくは『全域で3匹しか居ない』なんて……。それでも『んなこたぁーないぞ』『どこにでも無数にいて、ヘタクソゆえに釣れないだけ』と思って通っています。日の差す方向、風の向き、流れ、水温(時期)などを入念に検討し、信じられるエリアに入り、信じられるルアーを投下する……。霞の攻略要素は膨大にあります。自分は現場に出向いて釣りをするのは、自分の持つデータと計画の『答え合わせ』だと思っています。実際、その日がボウズに終わっても、WEBでを皆様の釣果を調べると釣れているのですよね。自分の答えが間違っていたと……。考えさせられますね(笑)」

60UPが釣れたら、ぜひ教えてください。
「もちろん。自分は社会人なので、釣りは行けて週に一度です。用事があったり、疲れを癒さなければならない週末もありますし……。それに自然が相手なので、『強風』や『一日中降り続く雨』も怖い。いろいろな条件があるけれど、やはり釣りは楽しい。せめて『現場に立って釣りはしたい!』。いつも、そう思っています」
< 【趣味人のプロフィール】 風の沼津
本サイトの母体のクラクラのクラン『釣りとバイクが趣味なんだ。』のメンバー。名前の由来は、かつてよく釣りに行っていた沼津(静岡県)は風が強かったことが印象に残っているため。現在は隙あらば霞ヶ浦に足を運び、ブラックバスを狙う重度のブラックバス中毒者。釣りは他にもテンヤ、エギ、スズキのルアー、かかり釣り、カワハギなども楽しんでいる。
最近、食べたおいしいもの/地元の埼玉グルメです。具体的には所沢市内のカレー屋さんの『negombo33』、ラーメン屋さんの『鈴ノ木』、イタリアンの『otto』です。
最近、購入した釣り関連グッズ/シマノ『20メタニウム』です。

「じつはちょくちょく海にも出ます」(コメントと写真提供は沼津さんです)

<バックナンバー>
【釣り編】
その1 まりっぺさんの巻 デカバスを狙うなら琵琶湖でワーム!
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その5 バッスンさんの巻 ブラックバスのキャッチ&イートのすすめ
その6 クニさんの巻 クロダイの落し込み釣り
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その10 鰈ライダーさんの巻 北海道の釣り事情
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その19 岩田ジュビ漏さん(ツリデルタトーキョー)さんの巻 霞ヶ浦バスが釣れるポイント・ベスト3
その20 海釣太郎さんの巻 釣り人必見の海の水中映像ベスト3
その21 チャモロぱぱさんの巻 「両軸遠投カゴ釣り」のすすめ

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本サイトの管理人です。34はゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」のアカウント名です。いや、名前なんかは何でもよいのです。大抵のゲームは、このアカウント名にしています。本職は紙媒体の編集&ライターです。
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