【淡水小物釣り】そうだ! 小物を釣ろう!!【ushisanさん】

釣り編 その39 ushisanさん(淡水小物釣り)の巻

今回のテーマは「小物釣り」です。
皆さまは小物釣りというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
なかには小アジなどを狙う海の釣りが頭に浮かぶ方もいらっしゃるかもしれませんが、きっと多くは小ブナやタナゴなどの淡水魚をターゲットとする釣りをイメージするでしょう。そして、今回はそちらの淡水の小物釣りの楽しみを紹介します。
いや、歳をとるとともに遠出をするのが億劫になり、海なし県である埼玉県に住む俺は「近所の川や沼の釣りもやってみようか」と思い、「そうだ! それなら、その道の趣味人にお話をお伺いしよう!!」と考えた次第です。
日本に海のない県はありますが、川や沼がない県はない(はず)!
これまで、淡水の小物釣りをやったことがない方はぜひ参考に!
ナビゲートはサイト『淡水小物釣り』のushisanさんです。
よろしくお願いします!

※取材・文/管理人 写真はushisanさんの許可を得て、サイト「淡水小物釣り」から転載させていただいています。無断転載は禁止とさせていただきます。


とにかく小物釣りの魅力にハマってしまった……~これまでの釣り人生~

まず、ushisanが釣りをはじめたきっかけを教えていただけますか。
「小学校の低学年の頃に、叔父さんに近所の池へフナ釣りに連れていってもらって、初めての釣りで30匹ほど小ブナが釣れて嬉しかったのが始まりです。私は現在、71歳なので、それから何十年の間、釣りを楽しんでいることになります」

釣りはずっと楽しめる趣味ですものね。ブランクもなく……でしょうか。
「いえ、途中で釣りをしなくなった時期もありました。でも、それは長くはなく、基本的には釣りとともに歩んできた人生です(笑)。小物だけでなく、大きなコイを狙ったりして、ともかく淡水魚ばかり釣って遊んでいました。ルアーを使ったブラックバス釣りもやりましたよ」

※管理人より/おぉ、ブラックバスのルアー釣りも!/写真はushisanさんのサイトより

バスは人気ですよね。でも、そこまでバスにハマらなかった理由は?
「シンプルに他の釣りのほうが楽しいからです。私のメインフィールドは琵琶湖で、そのコアユ(小鮎)の楽しさ、美味しさに目覚めてしまったのです。コアユに出会ってから食べるための淡水小物釣りをするようになって、コアユの釣れるシーズン以外では、やっぱり食べることができる琵琶湖水系のモロコ釣りもするようになりました」

ちなみに海釣りの経験は……。
「住まいが海から遠いこともあり、海釣りの経験はないのですよね……。あ、ただ、一度だけ現役で仕事をしていた頃に出向先で海辺の船着き場でアジ・イワシを対象に釣りをした経験があります。あれもおもしろかった。海の小物釣りも淡水魚にはない楽しみがありますから、もし海が近くにあれば海へも行きたいところです」

やはり小物なのですね(笑)。ushisanさんが考える小物釣りの魅力はなんでしょうか。
「モロコ釣りをしているときに、タナゴに出会い、『こんな綺麗な小魚がいるのだ』と思ったものです。タナゴは観賞魚としても人気なほど綺麗な魚で、そのような魚が釣れることも魅力の一つです。あと、私の場合は、それぞれの小物釣りの繊細な仕掛けにハマり、繊細なアタリにハマり、釣れた時のプルプルした感触(手ごたえ)にハマり……で、ハマり続けて現在に至っています(笑)」

※管理人より/タナゴは綺麗で、釣れるとお得感があるのですよね。俺は先シーズンのワカサギ狙いの霞ヶ浦で釣りました(じつはそれが初めてのタナゴだったりします)/写真はushisanさんのサイトより

なお、ushisanさんのこれまでの釣り人生はushisanさんが運営している「淡水小物釣り」でも紹介しています(その記事はこちら)。

釣れてうれしいのはやはりあの…~釣れてうれしいベスト3

コアユやモロコなどの名前が出てきましたが、ここでushisanさんにとっての釣れて嬉しい魚種を紹介していただけますか? 淡水魚、じつは種類が豊富で同定(生物がなんという種か見極めること)が難しいので、これを機に俺が調べたコメントも添えさせていただけます。
「では、ベスト3でいきましょうか。まず、惜しくもランク外となってしまった魚種からいきます」

ランク外
チビバス&チビギル
「私はコアユ・モロコ・タナゴがあまり釣れないシーズンは、チビバス(ブラックバスの小さいの)とチビギル(ブルーギルの小さいの)を釣って遊びます。なお、ブラックバスやブルーギルは滋賀県ではリリース禁止となっているので、釣れた魚はすべて外来魚専用の回収ボックスに入れて帰ります(ボックスは琵琶湖岸に設置されています)」

※管理人より/バスとギルは小さくてもバス然、ギル然としているので同定は簡単でしょうね/写真はushisanさんのサイトより

第3位
タナゴ類
「とにかく綺麗な小物で、鑑賞用に何匹か持ち帰ることもあります」

※管理人より/タナゴの同定は難しいっすよ。まず、淡水で体高が高くて、綺麗な色をしていたら、それはタナゴです。難しいのはその先でして、こちらはヤリタナゴのようです。ヤリタナゴは口の横に1対の短いヒゲがあるそうです。あとは、一般的に「タナゴ釣り」といえばカネヒラという種を指すそうです/写真はushisanさんのサイトより

※管理人より/んで、こちらが今年(2021年)の冬に俺が霞ヶ浦で釣ったタナゴです。あ、もちろん、上の平たいやつですよ。光の反射で色が見えないのですが、この平たさから多分、こちらはタイリクバラタナゴです。タナゴ道は奥が深いので、別の機会にまとめようと思います。

第2位
モロコ
「やっぱり食べられるモロコは釣れて嬉しいです」

※管理人より/こちらがモロコだそうです。どうでしょう……。特徴ないですよね……。もう「特徴がなければモロコ」と覚えますか。もしくは写真から同定してください(笑)。ちなみにモロコとモツゴは違う魚で、モツゴは別名を「クチボソ」といいまして、おちょぼ口です/写真はushisanさんのサイトより

ちなみにこちらはハエだそうです。ハエ、すなわちオイカワですね。もうね……、俺には区別がつきません。強いていうなら、体側のラインに特徴がありますかね……/写真はushisanさんのサイトより

第1位 
小アユ
「なんといっても美味しい! そして、釣れるときは飽きるほど釣れるのに、たとえたくさんいても釣れる釣れないの差が現れるので、『それをいかに工夫して釣るか』というおもしろさもあります。同じような条件のポイントで竿を出していても、数匹~数十匹しか釣れない人がいれば、100匹以上釣り上げる人もいます」

※管理人より/正直、写真を拝見して「え!? こんなに大きいの!?」というのが正直な感想です。ushisanさんのお話では、琵琶湖の湖西、あるいは川に行けばサビキ仕掛けでこのサイズが釣れるそう。ushisanさんがよくいく琵琶湖の湖南だと、サビキ仕掛けでこのサイズはまず釣れなくて、釣れるとしたら引っ掛け釣りになると。そりゃ、綺麗で、このサイズの魚が釣れたら楽しいでしょう。小アユはですね、渓流のエサでもたまに釣れますが、エラの後ろあたりに薄い黄色が入るので、それで同定できるかと。まぁ、ウグイやアブラハヤより上品ですわ(←ただの偏見)/写真はushisanさんのサイトより

※管理人より/ワカサギではありませぬ。小アユはこんな数釣りが楽しめることもあるそうです/写真はushisanさんのサイトより

食べられるのはよいっすよね。俺もヘラブナではなくて、渓流やワカサギをやるのは釣った魚を食べられるからです。ちなみにバスやギル、タナゴなど、一般的には食べない魚については、ushisanさんは食べたことはありますか。
「バスは一度だけ食べたことがありますが、白身のあっさりした味でした。料理方法に工夫しないと、湖南のは生臭い。やはり食味は小アユ、それにモロコのほうが上です。あとは寄生虫の問題もあるので、生では食べないように要注意です」

エサ釣りでも誘いにのってくることがある~釣るコツ~

続いては気になる小物を釣るコツです。ushisanさんが考えるコツとは?
「いろいろあるとは思いますが、私が思うには、第一にたくさん魚があつまって来るポイントを見つけることだと思います。そのためにはいろいろなポイントに通って、自然条件を組み合わせた釣り場を見つけることでしょう。魚がいないと釣れませんから。要素としては水温、水通し、水底の変化、障害物などがあり、それらの条件が良いところに小魚が集まって来ると思います」

で、でも、「見える魚は釣れない」という言葉もありますよ。
「小物の場合は見えていても釣れることが多くて、とくに小アユは見えているほうがおもしろい。なぜなら、仕掛けに飛びついてくるところが見られたり、食いが渋いときに、誘いのかけ方で『どの誘いのかけ方が小アユのやる気をそそるのか?』が見えるからです。いずれにせよ、魚がたくさんいるポイントを見つけたとしても、魚にやる気(?)がなければ釣れません。そこで、そのやる気の部分をどのように感じて手を打つかが重要です」

ふむふむ。具体的には?
「とくに小アユの場合は、シーズン終盤になると湖岸の石に付いている苔を食べるようになってきて、我々が使っている餌には見向きもしないですからねぇ。そのようなときは、ポイントを変えれば釣れることもあります。多分まだエサを追ってくれる小アユがいることがあれば、水温、水流も関係するのでしょう。あとはエサを工夫をしたら釣れる場合もあるし、仕掛けを変えることで釣れる場合もあります。さらには先ほども触れましたが、水中の仕掛けを動かして魚の食い気をそそるなど、誘いのかけ方でも釣果は変わります」

いろいろな要素があって、その判断は難しいですね。
「それが楽しいところでもあります。ちなみに、小アユの場合は、エサをまったく喰わず、湖岸の石に付いた苔を食べている場合は、ちょっと横着することになりますが、その小アユを掛け針で引っ掛けて釣り上げるという最終手段もあります」

※管理人より/こちらが引っ掛け釣りの仕掛けのそうな。詳しくはushisanさんのサイトに記載してあるので、そちらにてご確認を!(リンクはこちら

小アユにはシマノのズーム式を使用~使用タックル~

続いてはタックルを教えてください。
「小アユ釣りについて紹介すると、竿はシマノの天平のズーム式で(5.3m・5.8m・6.1m)、1本の竿で3通りの長さを利用できる竿です。釣り場に応じて竿の長さを変えています。竿の硬さは、硬中硬で、それより硬いのは大丈夫ですが、それより柔らかいと私が使う仕掛けの場合、竿が曲がり過ぎて扱いにくくなると思っています。小アユ以外の小物釣りは、1.8m~4.5mまでの竿を使っています。短い竿なので、そこまでは重さを気にしませんから、柔らかくて、ある程度軽くて、安価であれば何でもOKとしています」

※管理人より/ここにきてアマゾンのアフィリを利用させていただけますとシマノの天平はこちら(番手等はushisanさんのおすすめと異なります)↓

仕掛けは?
「これまでの経験から無難に釣れる仕掛けを自作しています。ただ、自作は手間がかかるので、対象魚によってはイメージに合った市販の仕掛けを使っています。小物釣りは、それほど仕掛けにこだわる必要はなく、市販の『小物釣り用』でも大丈夫だと思います。それで、ちょっと気になる点があったり、こだわりを感じるようになったら、自作してみるというスタンスでよいのではないでしょうか」(←合っていますでしょうか)。

それにしても、小物釣り、本当に楽しそうです。
「釣れるシーズンは限定されますが、滋賀県にお住いの方には小アユ釣りを楽しんでみてほしい。多くの方がSNSで情報を発信しているので、情報には事欠かないというメリットもあります。食べて美味しく、釣って初心者からベテランまで楽しめる釣りです。それに、私がよく行く釣り場は、公園の中にあるので、トイレも自動販売機(飲物)も完備されていて家族連れの釣り人もよく来ています」

え~と、自分は埼玉県民でして……。
「ぜひ、琵琶湖に(笑)。それは機会があればということで、きっと、それぞれの場所に小物はいるでしょうから、ぜひ小物釣りを。ちなみに私の行動範囲内で知る限りでは、釣り方などはベテランの方に声をかけてお願いしたら親切に教えてくれるものです。このご時世ですし、近くの小さな釣りにも目を向けていただけたらと思います」

※管理人より/小物釣り、なかでもイチオシは小アユということですが、本当に楽しそうですね。ちなみに小アユ釣りについてはushisanさんのサイトでわかりやすくまとめられています(リンクはこちら)/写真はushisanさんのサイトより

ushisanさん、本日はいろいろとありがとうございました。なお、ushisanさんが運営してる『淡水小物釣り』の開設は2001年12月22日ですって。もう20年近く、サイトを運営しているということになります。いろいろ情報を掲載しているので、ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。
・釣り方などの詳しい情報はこちら
・実際の釣り情報はこちら
・川釣りの様々な情報はこちら
・いろいろ教えてほしい場合はこちら
(掲示板に書き込むと親切な方からいろいろ教えていただけるそうです)
また、ushisanさんはYouTubeの『雑記帳チャンネル』で日々を綴った動画を投稿しているので、よければそちらもチェックです。『雑記帳チャンネル』はこちら

【趣味人のプロフィール】
ushisanさん

20年近い歴史を誇るサイト『淡水小物釣り』の管理人。『淡水小物釣り』はどのようなサイトかというと次の通り。「琵琶湖、湖南・湖西のコアユ(小鮎)やモロコ釣り、瀬田川・宇治川のモロコ釣り等、主に淡水の小物釣り情報を発信しています。 釣り場、釣り方、料理方法も掲載しています。その他、知っていると便利な情報、お得な情報、おもしろ情報等々、釣り以外にもいろいろな情報・話題がいっぱいです!」
サイト『淡水小物釣り』はこちら
最近食べた美味しいもの/「まだ小アユ釣りには行っていませんので……。最近食べた美味しいものといえば『アルプラザ平和堂』(滋賀県を中心に各地に店舗を展開しているスーパー)の手ずくりのおはぎですね。癖になっています(笑)」
最近購入した釣り関連アイテム/「ずっと以前に買ったのを使っていますから、最近は特に何も買っていません」

<バックナンバー>
【釣り編】
その1 まりっぺさんの巻 デカバスを狙うなら琵琶湖でワーム!
その2 かなすびさんの巻 大注目のタチウオテンヤ釣り
その3 Fresh Kitchen・戸田美保子さんの巻 料理のプロが教える美味しい魚料理
その4 ピカレスクさんの巻 プロのリール修理士が教えるリールメンテナンスの基本
その5 バッスンさんの巻 ブラックバスのキャッチ&イートのすすめ
その6 クニさんの巻 クロダイの落し込み釣り
その7 田中徹さんの巻 アオリイカのヤエン釣り
その8 ジョーさんの巻 のんびりヘラブナ釣り
その9 片山さんの巻 コマセやウキの自作のすすめ
その10 鰈ライダーさんの巻 北海道の釣り事情
その11 むぎわらノートさんの巻 シーバスの釣果を上げるコツ
その12 まるなか大衆鮮魚さんの巻 ショアジギの極意
その13 ytk*さんの巻 きっと釣れる! エギング入門
その14 Tetsuさんの巻 アジングで爆釣のコツ
その15 つりうぇいぶ!さんの巻 ヒラメの泳がせ釣りのコツ
その16 ぐっさんの巻 ロックフィッシュを釣る秘訣
その17 若旦那さんの巻 グイグイしなる『鱒レンジャー』の楽しみ方
その18 ともぞうさんの巻 身近で手軽な「管釣り」の楽しみ方
その19 岩田ジュビ漏さん(ツリデルタトーキョー)さんの巻 霞ヶ浦バスが釣れるポイント・ベスト3
その20 海釣太郎さんの巻 釣り人必見の海の水中映像ベスト3
その21 チャモロぱぱさんの巻 「両軸遠投カゴ釣り」のすすめ
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その28 ウィリア八王子さんの巻 鮎を釣る基本のコツ3選
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その32 なぎさんの巻 ワカサギ釣りのコツ3選
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その36 NOFISHBOY穴澤颯さんの巻 ランカーシーバスを釣るコツ3選
その37 おででさん(おででの釣りチャンネル)の巻 釣り用車中泊のためのおすすめ車内DIYアイテム
その38 スズキシゲハルさん(淡路島ライフ)の巻 淡路島の立ち寄りたいスポット

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本サイトの管理人です。34はゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」のアカウント名です。いや、名前なんかは何でもよいのです。大抵のゲームは、このアカウント名にしています。本職は紙媒体の編集&ライターです。
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