先日の土曜日(2021年4月24日)、暖かくなってきたということで、またも渓流にバイク釣行してきました。
いや、夜中にバイクはまだかなり寒いのですけどね……。
場所は神奈川県の酒匂川です。
皆さんはこの川の名前、読めますでしょうか。
正解は「さかわがわ」です。
知らないと読めないですよね。
俺は以前から釣り場としてのこの川の存在を知っていて、いつかは行ってみたいと思っていました。
果たして釣果は……(フィールドとしての酒匂川の情報だけを知りたい方は目次から「多分、アユがメインでしょ~酒匂川のまとめ~」にとんでいただけますと幸いです)。
河口域ではシーバスも…~酒匂川の概要~
俺がなぜ釣り場としての酒匂川を知っていたかというと、以前、海のルアー釣りの雑誌を手伝ったときに(俺の本職は出版の編集者でして)、シーバスの釣り場として、この河口域を紹介したからです。
あとはアユのフィールドとしても有名ですよね。
シーバスもアユも渓流魚も釣れる……。
なんと素敵な川ではないですか(まぁアユと渓流魚が釣れるところは多いですが……)。
現場の様子はなんとなく写真で見たことがあって、俺のなかでは川岸は大きな岩がゴロゴロしていて、渓流の釣り場としてはあまりないくらい広いフィールドというイメージでした。
あと、比較的海が近いのも珍しい。
異色の渓流釣り場っすよね。
なお、Wikiによると酒匂川は静岡県および神奈川県を流れる二級河川だそうです。
おおまかな地図はこちらです↓
釣り人も少ないし魚影も薄い…~釣行の様子~
当日は予定通りに日の出前に現場付近に到着。
『ファミリーマート・山北町店』で日釣券を購入しました。
釣り場の地図をもらおうと思ったのですが、こちらではなかなか見つからず、結局、「これならあります」と去年の地図をもらいました。
まぁ、去年も今年もあまりかわりなく、帰ってから確認したところ、内容的には酒匂川漁協に掲載されているものと同じようなものでした(酒匂川漁協公式サイトに掲載されている地図はこちら)。
まぁこの地図がわかりにくい。
そもそも「さかわがわ」と読みにくいし、何かとわかりにくいのだよ酒匂川。
とりあえず川沿いに進み、野生の勘でよさげな場所を見つけました。
『洒水の滝』の近くで、目印になるものとしては『株式会社ネオテック』の近く。
本当はもっと探索してから決めたほうがよいのでしょうが、そろそろ日が昇ってきているし、エントリーもしやすそうだし、イメージしていたとおりの雰囲気だしで、ここでやってみることにしました。
堰堤で結構、粘ったのですが、アタリもなし。
ん~、釣れると思ったのですが……。
しょうがないので、歩ける範囲で移動です。
この付近、俺がイメージしていたとおり、やはり川岸は大きな岩がゴロゴロでした。
大きめの岩の瀬とか落ち込みとかが点在しているので、エサを落としてみたものの反応はまったくなし。
あとは渓流とはいえど海に近いということもあり、トロ場(流れが緩いところ)がかなりありましたね。
ん~、ここに本当に渓流魚がいるのだろうか……。
しばらく歩くと、よさげな変化がある場所というか、トロ場というか……があったので、そこでもエサを落としてみました。
ふと視線を上げると崖の途中にいくつもの大きな穴があることに気がつきました。
いや、何かしらの予備知識があればよいのですが何も知らないし、コンビニで日釣券を買ってからここまで人の姿をまったく見ていない。ちょっと怖くなってきました。
やだ、怖い……。
俺がまず思ったのは防空壕ではないかと。まず、何となくそれが怖い。
あと、そこに今はクマが棲みついていたらどうしようかと……。
一人は人を臆病にさせるんすよ。
ここでこの場所は退散することにしました。
あとで調べたら、この地域は防空壕が多い地域らしくて、やはり今でも俺のなかでは防空壕かなと思っています。
さて、このあとはどこに行きましょうかね。
地図を見てもやはりよくわからない。
とりあえず、もはや何のあてにもならない野生の勘で山側にバイクで移動することにしました。
んでJR御殿場線の谷峨駅の近くでやってみることに。
ここで、ようやく、本日初の釣り人を見かけました。
俺とは離れた場所にいたので情報交換はできませんでしたが。
「釣り人がいるなら、魚はいるのだろう」と思い、気合いを入れ直したものです。
あとで地図を確認したら、ここらへんは支流の鮎沢川のようで。
やがて本日二人目の釣り人を見かけました。
この方はルアーマンで話すことができたのですが、この方いわく「朝イチで1回だけヒットしたのですがバレました」とのことでした。
ここまで、まったく魚の気配を感じておらず、そろそろ心が折れかけていた俺は「根がかりとかでは……」と思いもしたものです(←性格が悪くてすみません)。
しばらく歩くと「この辺に魚がいるならここ!」という堰堤(小さな滝)がありました。
粘れどもアタリもなし。
あきまへんなぁ。
本日、最後のバイク移動。
ここで地図とにらめっこをしたところ、『狩川渓谷ます釣り場』という施設があることを発見しました。
ます釣り場……。
ます釣り場の周りはよい釣り場になっていることが多いので、そこを目指しました。
川沿いにバイクを走らせると、やがて、ます釣り場が目に入りました。
あ、あれ? こういう釣り場!?
てっきり渓流をせき止めていると思ったのですが……(お金を払うとバケツでニジマスを放す的な施設を想像していました)。
と、とにかく現地の方の情報を得んと、こちらのスタッフの方にお話をお伺いしました。
俺「あの、渓流釣りにきたのですが、酒匂川は皆さん、どこらへんでやっています?」
スタッフの方「え!? 渓流釣り!? いや、あまり聞かないですよ。ここらへんなら早川はよく聞くけれど……」
早川は同じ神奈川県ですが、もっと南側の箱根寄りの川です(あとで調べました)。管理している漁協も違います。
あいや~、どうしましょう。
するとスタッフの方が「この近くなら、もしかしたら、うちから逃げたニジマスが釣れるかも……」と。
うん、それでいきましょう。
ます釣り場から逃げた魚の回収作業。
いや、これって俺のようななんちゃって渓流釣り師はよくやる手です。
よく確認したら、こちらにも渓流をせき止めた釣り場もありましたし。
今、思えば、スタッフの方はとても親切な方でしたし、一言確認をして、ここからエントリーすればよかったのですが、そのときの俺は「少しバイクで移動してからやろう」と思い、こちらの少し下流域からエントリーしました。
ここにも滝があったので、やはり「みんな大好き滝の下」で粘ったのですが、アタリはなかった……。
少し釣り上がったら、『狩川渓谷ます釣り場』と俺がエントリーした場所の間に大きな堰堤があって、そこを越えられなかったのですよね。
逃げたニジマスを回収するつもりがったのに、大きな堰堤を挟むことになってしまったのが失敗でした……(そもそも、その姿勢が渓流釣り師としてはどうなの?という意見は聞かないことにします)。
いずれにせよ、この日はまったくのアタリもなく、釣果はゼロでフィニッシュです。
多分、アユがメインでしょ~酒匂川のまとめ~
今回は、ここだけ読んでいただければ十分かも。
酒匂川の渓流釣り場としての俺の評価は……。
★☆☆☆☆(星5満点で星1)
※日釣件は1500円(現場売りは2500円)です。
俺は小渓流に行くことが多いので、竿をフルの長さに出し切って立ち込んでやる本流釣りはひっさびさでした。
かかれば大きかったかも……。
ただ、今回の釣行からいえることは、かなり渋い!
今回の感触だけでいうなら、ここにいくなら、それこそ早川(いや、俺はいったことはないのですが現地情報で)にいったほうがよいような……。
いや、あくまでも俺が感じたのは……というだけですので、その旨はご了承を。
酒匂川は広くて長いので、違う場所でやってみたら、まったく違った結果になった可能性も低くはありません。
日釣券を買ったコンビニには釣りの案内のポスターが貼ってあって、そこにはたくさんの釣り人が並んで竿を出しているアユ釣りの写真が使用されていました。
しっかり放流しているなら、エントリーはしやすいし、アユ釣りにはよいでしょうね。
結局、知らないと読めない川の名前と同じように酒匂川の渓流釣り場としてのよさは俺にはわかりませんでした。
こちらをホームにしている渓流師がいたら、どこがよいのか教えてほしいっす。
でわでわ~。
【フィールドレビューのバックナンバー】
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