この渓流釣り場レビューも今回で31回目です。
都心から日帰りでいける渓流釣り場を、これほど紹介しているサイトもなかなかないのでは!?
(↑いや、結構あるか……)
これまで紹介していないところとなると、そろそろいく場所もなくなってきたなぁ。
遠出もあれだし、近場でないかなぁ。
…………。
ありました! 八王子市内を流れる北浅川!!
俺は初めてでしたが、結論としてはなんとか渓流魚を釣ることができました。
都心から最チカの渓流釣り場!?~北浅川の概要~
今回、紹介する浅川は、ある本から知りました。
それはこちら↓
「どこか近場で渓流釣りがないかな」と昔の本をチェックしたんす。
そしたら、このようなページがありまして……。
見ると八王子にある川とのこと。
俺は埼玉県民なのですが、バイクで片道1時間もかかりません。
都内で自然豊かなところというと奥多摩をイメージしがちですが、八王子なら都心からでも奥多摩よりよほど近い
(ちなみに本サイトでは奥多摩も紹介しています。記事は「奥多摩川(東京都)」「日原川(東京都)」)
高速も使えますし。
「こ、これは大発見では!?」と(←あくまでも俺のなかの話です)、意気揚々とバイクに釣り道具を積んで向かったのでした。
ちなみにWikiによると浅川は「浅川は東京都八王子市および日野市を流れる一級河川。多摩川の支流のひとつ」だそう。んで、北浅川については小仏峠を源流とする南浅川の合流地点(八王子市役所付近)より上流を通称として北浅川と呼ぶとのことです。
ヤマメは小粒、メインはニジマス!~釣行の様子~
さて、当日の釣行の様子です。
バイク釣行で、途中でタヌキに出会ったりしつつ、無事に朝マズメに到着。
俺は初なので、どこがよいポイントがわからず……。
川沿いにバイクを走らせると、よさげな堰堤(小滝)を発見。「遊漁証がないと釣はできません」という看板もあり、「あぁ、ここで釣りをする人がいるのね」ということで、ここからスタートすることにしました。
堰堤でしばらく粘りましたが、アタリはない。
ん~、大丈夫だろうか。
とりあえず、堰堤は登れそうにないので、釣り下ることにしました。
この付近は川岸にスペースがないので基本的には川を歩くことになります。
この日は水量が少なくて、ラクラクの移動でしたが、少し進むとかなり深いところ(多分水深1m以上)のところがありました。
ここまでか……と思いましたが、もうちょっとやりたかったので、川岸の岩を登っていきました。
危なかったけれど、なんとかクリア。
そこからは難所はなく、どこまでも歩ける感じでした。
いやぁ、いろいろな川の表情を楽しめました。
ま、途中で小魚にエサのミミズをつつかれた以外、アタリらしいアタリはなかったですけれどね。
やがて、「恩方ます釣場」に到着して、釣り下りはここまで。
「漁協の看板があったけれど昔のものかも……。これは魚がいない川に来てしまったのでは?」と思ったものです。
ただ、「恩方ます釣場」で折り返して、入渓地点に釣りながら戻る最中、ようやく自分以外の釣り人に出会いました。
よかった、ここで釣りする人、いるんだ(←初めての場所は常にこの不安があります。俺は魚がいない場所で釣りをしているのではないかと……)。
少し話したところ、その方は小さなヤマメを釣ったとのことでした。
よかった、ここに渓流魚がいるのだ。
この日はま日釣り券を購入していなかったので、それを買いつつ、話を聞こうと、戻ってバイクで「恩方ます釣場」に向かいました。
こちらの「恩方ます釣場」のスタッフさん、本当によい方で丁寧にいろいろ教えてくれました。
なんでも、ここらへんではニジマスを放流しているとのこと。
ヤマメもいるけれど、ちょっとサイズが小さいそうです。小渓流ですしね。
俺が竿を出した区間(恩方ます釣場~小川商店)はいないことはないけれど、魚影は薄いのですって。
だとしたら、どこで……。
スタッフさんの方「ん~、ニジマスなら、少し下流側に山本商店というお店があるので、そこから入ってみてはどうですか。そこは放流地点ですし、そこから上流側なら、もしかしたら、うちから逃げた魚が釣れるかも……」
よし、それでいこう。
ます釣場から逃げた魚を釣るのは、渓流釣りの常套手段です(←俺の持論です)。
バイクで移動したところ「山本商店」はすぐ近くでした。「恩方ます釣場」から1kmくらいですかね。
渓相はまずまず。ここから上流側の「恩方ます釣場」のほうに釣り上っていきました。
ここにきて、釣り人もよく見かけるようになりました。
「どうですか?」と聞くと、「ニジマスとヤマメが釣れました」と。
おっ、釣れましたか!!
そして、結構、釣り上がったところでついに俺にもアタリが。
やった、やっと魚が釣れました!
ん~、やはりニジマスかぁ。ヤマメがよかったなぁ。
もうちょっと釣りたい。さらに釣り上がると、すぐに「恩方ます釣場」の敷地に到着しました。
いやぁ、思っていたよりも「恩方ます釣場」に近づいていた。
すると、先ほどのニジマスも「恩方ます釣場」から逃げた魚かもしれないなぁ。
回収作業になってもうた。
でも、やはり釣れるとうれしい。
「恩方ます釣場」でUターンして今度は入渓した場所まで釣り下ることに。
すると……。
それから、さらにもう一尾。
結果として、三尾、キープサイズのニジマスが釣れました。
近場にしてはなかなかよき!~北浅川のまとめ~
さて、北浅川の評価です。
★★★☆☆(星5満点で星3)
よい点は何より都心から近い!
例えば新宿を基点にすると、都心から最チカ(最も近い)なのではないでしょうか。
それに日釣券が1000円とリーズナブル!
マイナス点はターゲットは放流モノ、しかもニジマスがメインで、魚影が濃くはないところですかね。
全体的な印象としては都内なので本格的な渓流というよりは里川という感じ。
ただ、そうはいっても、しっかり自然を満喫できます。
あとは、ヤマメは釣れるにしても小型のようです。どうしてもヤマメを釣りたい場合は短めの竿、細い針&糸(「恩方ます釣場」のスタッフさんはハリス0.1号でやるそうです)で、提灯釣りのようなかたちで狙うとよいそうです。
そして、ヤマメは俺が入った小川商店よりも上流域でよく釣れるそうです。
この日もそうでしたが、そこらへんはかなり水量は少ないでっせ。
エサについては、「恩方ます釣場」のスタッフさんいわく「川虫がよい」とのことですが、はっきりいって俺はエサは「食いが立っていればなんでもよい」と思っていまして……。
実際、俺はミミズでニジマスを釣りましたしね。
とくに放流&ます釣り場から逃げたニジマスを釣るなら、ブドウ虫でもイクラでもよいと思いますよ。
いずれにせよ、まずは「恩方ます釣場」で日釣券を購入して、その際にスタッフの方にいろいろと教えてもらうのもありでしょう。
もしくは入門者やファミリーは「恩方ます釣場」で釣りを楽しんだうえで、その延長線上の楽しみとして、軽く沢歩きをしつつ、渓流釣りを楽しむという選択肢も。
うん。北浅川は悪くはない、都内の渓流フィールドです。
「恩方ます釣場」はこちら↓
あと、今回の釣行の様子は動画でもまとめたので、よければあわせてそちらもお楽しみください。
【フィールドレビューのバックナンバー】
【渓流】
●北浅川(東京都)
●酒匂川(神奈川県)
●旗川(野上川/栃木県)
●笛吹川(山梨県)
●奥多摩川(東京都)
●日原川(東京都)
●秋山川(栃木県)
●横瀬川・国際釣り場上流(埼玉県)
●赤平川(埼玉県)
●小百川(栃木県)
●大谷川(栃木県)
●横瀬川・芦ヶ久保付近(埼玉県)
●浦山川(埼玉県)
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●入間川上流部(埼玉県)
●横瀬川・秩父市街地付近(埼玉県)
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●秋山川(山梨県)
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【ワカサギ】
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●霞ヶ浦(茨城県)
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●円良田湖(埼玉県)
●芦ノ湖(神奈川県)
●高滝湖(千葉県)
【その他】
●ヘラブナ/びん沼川(埼玉県)