【ゆうきちゃんは】がんばらなくても大丈夫！　初心者バイク女子へのアドバイス【がんばれない】

先日、全国紙でも紹介されていましたが、コロナ禍の影響もあってバイクに乗る方が増えているそうです。そこで今回はバイクライフをスタートして間もないゆうきちゃんに、「これからバイクに乗ろう」という方（とくにバイク女子）に向けて、ご自身の体験に基づくアドバイスをいただきました。
そうそう、ゆうきちゃんをご紹介せねば。ゆうきちゃんはYouTubeチャンネル「ゆうきちゃんはがんばれない」で素敵な動画を公開しています。ゆうきちゃんの動画が丁寧に編集していて、じつにおもしろいっ！　それで今回の取材を依頼したのでした。ちなみにゆうきちゃんの記念すべき第1回の投稿はこちら↓

ここからゆうきちゃんのバイクライフが始まったと。
それではゆうきちゃん、よろしくお願いします。

クラブの代わりにバイク～バイクのきっかけ～
かたちからは入らないように！～初心者バイク女子へのコメント～

クラブの代わりにバイク～バイクのきっかけ～

え～と、ゆうきちゃんはがんばれないので今日はマイペースでどうぞ。
「今日はよろしくお願いします。そのYouTubeのチャンネル名はまさに私のことで、いわば自虐です。飽き性なのと継続が苦手なこと、そして圧倒的な運動神経のなさから基本的にうまくいかない人生なので、バイクという趣味もYouTubeもうまくいく自信がなくて……。保険の意味でも『わたしはがんばれないんです～』というアピールをしてみました（笑）」

※ゆうきちゃんの愛車はカワサキZ250です↓

※管理人より／かっこいい！　よい写真です（写真はゆうきちゃんのInstagramより）

バイクに乗り始めたきっかけは？
「新型コロナウイルスと父の影響が大きいです。新型コロナウイルスが蔓延して数年が経ち、その間、楽しいことも何もできずに歳だけをとるような生活をしていました。コロナ禍前は朝まで友達と飲んだり、クラブに行って踊ったり……。今とは違った意味でアクティブだったのですが、そういった週末の楽しみがなくなり、やることといったらゲームくらいで、だらだらとした生活でした。釣りバイクさん風にいうなら完全に魚の干物化ですね（笑）。そんな折、26歳の誕生日を迎えたタイミングで『若いうちの時聞をこんなふうに浪費していてよいのか？』と思い、外にでるきっかけになるような趣味を探しはじめました」

※管理人より／ゆうきちゃんは三姉妹の長女です（写真で向かって右）。妹さんのシーナさんとモトブログを綴っています／写真はゆうきちゃんの動画より

なるほど。
「そこで、ある日、閃（ひらめ）いたのがバイクです。父は年中バイクに乗る生活をもう20年近くしていて、そこまで夢中にさせる理由脚牌に知りたくなったのですよね」

ゆうきちゃんはバイクの免許を取得してから2カ月くらいですね（2022年9月現在）。バイクライフでのエピソードは？
「日が浅くて知らない土地での出会いや衝撃的な工ピソードは正直まったくないですね（笑）。立ちゴケから救出して頂いたりくらいで……」

立ちゴケもなかなかのエピソードですけどね。バイクに傷がつくし、リカバリーにお金がかかることもあるしで、俺なら3日は引きずります。
「確かに。あ、変わったこともあって、それはとにかく実家に帰るようになりました。これまで実家に帰るとしても2カ月に一度くらいのペースだったのですが教習所に通い始めて以降、1～2週間に一度のペースで実家に帰っています」

なるほど。そういや他の女性モトブロガーもお父さんと仲がよいケースが多い。お父さん世代にとっては娘にバイクをすすめるのもよいかも
「そうなんですよ。娘との会話がないという世のお父さんたちに『娘がバイクに興味をもてばワンチャンあるぞ!』と伝えたい！　少なくてもわたしの場合は父との会話がかなり増えました!　これまでは『ネットフリックスのあれ観た？』くらいの会話しかなかったのですが、今はバイクが日常に溶け込んでいて、バイクを中心に週末のできごとなどのいろいろな話をするようになりました。父はあまり頼りにならない印象だったのですが、バイクの知識は多くて今は頼りになっています。新たな一面を発見した気持ちです（笑）」

ちなみにゆうきちゃんの父上はハーレー乗りだそうです（写真はゆうきちゃんのショート動画より）

かたちからは入らないように！～初心者バイク女子へのコメント～

さて、それでは今回のテーマに話を移しましょう。これからバイクライフをスタートする（しよう）という方（とくに女性）に向けて、ちょっと先輩のゆうきちゃんからのアドバイスです。5選でお願いしました。
「バイクに興味があるけれど不安な人や、今、教習中の女子などに読んでいただきたい内容で、釣りバイクさんには、たくさんの初心者女子に読んでいただけるようにまとめていただきたい（笑）。よろしくお願いします」

その一　バイクが気になっている段階の女子に

※管理人より／教習の初期で壁にぶつかるゆうきちゃん。シーナさんからエールが送られています（写真はゆうきちゃんの動画より）

「バイクの免許は車の免許があれば10万円前後で取れます！　これ、かなり伝えたいことですね。わたしがバイクにかかわり始めて、じつは数人の女子がバイクに興味があることが発覚したのですが、みんな口々に『バイクの免許ってそんなに安いの⁉』と驚きます。自動車の免許が30万円くらいかかるのでそのイメージが強いのだと思いますが、経済的に『もっと敷居の低いものだよ～』と伝えたいですね。コストを知って『それなら免許を取りたい』という子が増えればバイク女子界隈ももっと盛り上がると思います」

その二　バイクに乗ることを決めた女子に

※管理人より／直接的なお話の内容とは関係ありませんが、スカートでバイクにまたがるという斬新な構図なので。またがっているのはシーナさんです／写真はゆうきちゃんの動画より

「これは装備面でのアドバイスです。とにかく必要になってから買いましょう！　これはわたしが初期にそろえた装備で後悔したものがあって、それ以降心に刻んでいます。具体的にはライディングブーツです。教習所に入校が決まった際、『バイク、女、教習所』などのワード検索などで情報収集をして、『私の身長(153センチ)だとブーツないと無理なんだ!』と思い込んだのですよね。結果、ネットで2万円のブーツを買ったのですが、感覚に慣れることができず、教習初日に教習所の階段から落ちて流血しました(笑)。結局、その後はいつも履いているペたんこスニーカーで教習を受けました。ということで、とりあえず無知の状態でいろいろ揃えるのはおすすめしません!　時代もあって、例えばヘルメッ卜をネットで購入する方も多いようですが、店舗にいくと頭のサイズを計測して自分にぴったりのチークパットをいれてくれることもあります。さまざまなサービスがあるので安全性にかかわるものはとくにきちんと試着をして揃えることをおすすめします。バイク用品は高額なものも多いので無駄遣いをしないように最初は様子を見つつ揃えるようにしたほうがよい。形からはいるタイプの方も我慢必須です（笑）」

その三　教習所に通う女子に

※管理人より／ちなみにシーナさんの愛車はホンダFTR223です（写真はゆうきちゃんの動画より）

「三つめは教習所で意識的にやっておきたいこと、とくにぼっちの方向けのコメントです。といっても教習所でうまく教習をすすめるコツではなくて、それは正直ありません！　教官のいうことをきいて身に染み込ませるのみなので、ここでは、その後のバイクライフのためにしておくとよいことをお話します。それは…ずばり『友達を作っておこう! 』です。なんだそれと思う方もいらっしゃると思いますが、初心者ぼっちライダーにはとくに重要です。バイクは路上教習がなく、いきなり公道デビューになってしまう……。なので、バイクに乗っている仲間の存在はかなり大きな価値がありますよね。私は父がバイクに乗っていて、同時期に妹も免許をとったので幸い『1人でいきなり』ということはなかったのですが、周りにバイクに乗っている仲間がまったくいない場合、初期のハードルは高いように感じます。YouTubeのコメントでもたまに『ソ口だから遠方にいくまで1年かかった』『ひとりで乗るのが怖くてペーパーになったので姉妹がうらやましい』などの言葉をいただきます。その点、教習所で友人を作っておけば、何かとお互いに協力できたり、その後、一緒にツーリングに行ったりできるのでおすすめです!　ちなみに私は教習中まったく友達ができず、妹はバリバリ友達を作って帰ってきていたのでめっちゃ羨ましかったです。今度、妹と教習友達のツーリングに混ぜてもらいます(笑)」

その四　バイクを選んでいる女子に

※管理人より／先に触れましたがゆうきちゃんはZ250乗りです↓

※管理人より／ちなみにすでに2回立ちゴケしたとか（写真はゆうきちゃんのInstagramより）

「女子がバイクにのるうえでネックとなるのはやはり体格面だと思います。好きなバイクを選ぶべきという意見や一見無理なシート高でもコツをつかめば乗れるという意見がありますが、私は最初は自分に見合ったパイクに乗ることが大切だと思います。私も最初は教習車と比較して『足がついていれば大丈夫だろ!』という安易な感覚がありましたが、実際公道を走ると自分にとって足つきの悪いバイク、取り回しのしにくいバイクは本当に恐怖感がありますし、何か起きた時に他人に頼らなければいけなくなってしまいます。私は2、3回、立ちゴケを経験したあと車高をローダウンさせたのですが、足つきがよくなったことで飛躍的に乗りやすくなりました。途中、変なプライドで『このまま乗れるようになってやるんだ一!』と思っていましたが、安全面を考えると無駄なプライドですね（笑）。経緯としては妹に『安全に乗れないならバイクに乗るな!』とマジギレされて我に返り、即ローダウン。その後は快適にバイクに乗ることができているので、あの時冷静に叱ってくれた妹に感謝しています。足つきやバイクを起こせるかどうかはしっかり確認しておきたい項目です」

その五　バイクに乗りはじめた女子に

※管理人より／ゆうきちゃん姉妹は楽しきバイクライフを送っています（写真はゆうきちゃんの動画より）

「これはバイクに乗るうえでのメンタルの話です。ひと言でいうなら『失敗はあたりまえ！』です。誰かに助けてもらうことは絶対あるので、へこまずに楽しみましょう!　一番大切なことは安全だと思うので、そこはしっかり意識して楽しみたいですね。あ!　それとバイクは以外と日焼けしないので日焼けが気になってバイクを敬遠している女子はもったいないですよ～!　この夏、長袖＆長ズボン、グローブ、フルフェイス＆日焼付止めで意外と焼けませんでした（笑）」

ゆうきちゃん、ありがとうございます。最後に本記事の読者にメッセージを！

※管理人より／さぁ、ここからはゆうきちゃんファンお待ちかねの本記事のためにお送りいただいた写真です。まずは駐車場にて。あ、駐車場のラインをまたいでいますが、「駐車場で線をまたいで撮っているので、「駐車場に上手く入るのが苦手で…。このあとバイクを押してぴったり停めました」（ゆうきちゃん）とのことです（写真提供／ゆうきちゃん）

「今回はバイクに興味がある女子、初心者バイク女子向けにお話しさせていただきました。この記事がそんな女子たちのためになれば幸いです。私たちは3姉妹で普段は長女の私と次女のシーナでゆるくバイク女子をしていて、今後、三女も免許を取得する予定です。普段のツーリングしている様子や日常をYouTubeにアップしているので、そちらもぜひ覗きに来ていただけるとうれしいです」

※管理人より／そしてシーナさんとのツーショットです。ライディングジャケット姿がかっこいい（写真提供／ゆうきちゃん）

最後にもう一枚！　ゆうきちゃん、本日はありがとうございました（写真提供／ゆうきちゃん）

【趣味人のプロフィール】
ゆうき（ゆうきちゃんはがんばれない）

「20代姉妹でバイク女子になりました💫　ポンコツ長女と尖った次女で主に活動をしております！　三姉妹での心温まる（？）企画も投稿予定ですので、チャンネル登録是非宜しくおねがいします。」
→YouTubeチャンネル「ゆうきちゃんはがんばれない」はこちら
最近、食べた美味しいもの／「志賀島で食べたステーキです。めちゃくちゃ肉厚でおいしかったです」