【アメブロガー】オイカワ釣りの魅力とコツ【テツさん】

今回の「趣味人に聞く・釣り編」のテーマはシンプルでわかりやすい「オイカワ釣り」です。
オイカワ……。
きっと名前は誰もが聞いたことがあるポピュラーな川魚で、里川っつうか、町なかを流れる川にもいる身近な存在です。
そのオイカワ、じつはフライでも狙えて、釣りのターゲットとしては、じつに魅力的なんです。
そんなオイカワ釣りについて、アメブロでご活躍のテツさんにお話を伺いました。

てつさんは釣行にバイクも使用する、貴重な「釣りとバイクが趣味なんだ。」の人なのですよね……。

※管理人より/テツさんの愛車はオフ車のホンダCRFですな。サイドカバーの魚のステッカーがかっこいい……(写真はテツさんのブログより)

テツさんのブログ名は「まだ釣れる様な時間じゃない」で、スタイルは「通勤前の早朝に地元の多摩川で釣りをする」というもの。オイカワをよく狙うテツさんのお話で、俺はオイカワ釣りのことをいろいろと知ることができました。
前置きが長くなるのもあれなので、それでは、いってみま~しょう♪

※本記事の初公開は2024年8月2日です。写真はテツさんのご提供、またはブログから許可を得て転載しています。無断の転載は禁止とさせていただきます。

市民の釣り堀で思わぬ大物が!~釣りのきっかけ~

そもそもテツさんが釣りをはじめたきっかけは?
「どっぷりハマりはじめたのは2012年です。東京都府中市の郷土の森公園に釣り池がありまして……。公園に遊びにいった際に、その釣り池を発見し、後日、長女と行ってみたのがきっかけです。無料で竿もタモも貸してもらえるし、餌も提供していだけるので手ぶらでも遊べる釣り池です。それで、そちらに初めて行ったときにたまたま釣れたんです。釣れるとしたら金魚のような小さなコイをイメージしていたのですが、釣れたのは30cmぐらいのしっかりしたコイで、びっくりしました(笑)」

※管理人より/確かに立派な鯉です(写真は上下をカットして掲載しています/テツさんのご提供)

※管理人より/「郷土の森公園 つり池」は「市民が釣りを身近に楽しむとともに、子どもたちが釣りによる自然体験を通じて学ぶことができる施設」とのことです。素敵ですね。場所はこちら↓

それで釣り池に通うように?
「いえ。当時は家族優先を掲げていたので、それからも長女を釣り池に誘ったのですが、なかなか付いてきてくれず(笑)。それに釣り池はオープン時間が決まっていて、その時間に合わせるとなると、なかなか行くことができない……。そのような状況下で閃いたのが、『だったらもう近くの多摩川に行けばいいじゃない!』です。『家族が寝ている間に行って帰ってくれば問題なし!』ということで、『日の出から6時半までが釣り時間。7時には家に戻る』というスタイルができがあがりました」

なるほど、それがブログ名の「まだ釣れる様な時間じゃない」でもあるのですね。

刻を超えて同じ尺ヤマメを…~印象的なできごと~

これまでのテツさんの釣りライフのなかでの印象深いできごとは?
「同じ個体と思われる尺ヤマメを2シーズン連続で釣ったことがあります。まさか自分が天然の尺ヤマメを釣るなんて予想もしていなかった1回目。渓流禁漁前の最後のタイミングで釣ることができて、大興奮したのをよく覚えています」

※管理人より/尺ヤマメ、おみごとです(写真は縦長の写真を90度左に回転して掲載しています/テツさんのご提供)

2回目は?
「翌シーズンです。同じ川、同じポイントであることは間違いなく、多分、同じ個体だと思うのですよね。姿がよく似ていますし、尺ヤマメは少ないポイントですから……。同行者である師匠に、場所を譲ってもらって釣ることができました」

※管理人より/おぉ、尺(約30㎝)をゆうに超えているではないですか!?(写真は縦長の写真を90度左に回転して掲載しています/テツさんのご提供)

こんな美しい魚がいるんだ!!~オイカワの魅力~

それでは今回のメインテーマのオイカワです。
「私が年間で一番釣っている魚がオイカワです。私の例でいうと早朝の多摩川でオイカワが安定して釣れるのは5月から12月までです。このほかの季節でも多摩川で釣っていらっしゃる方はいますので場所や時間帯を選べば釣れるのだと思います」

ずばりオイカワの魅力は?
「なんといっても婚姻色の出たオスのオイカワの美しさです!」

※管理人より/確かにオイカワのオスはきれいなんすよね(写真は縦長の写真を90度左に回転させて掲載しています/テツさんのご提供)

俺は上の写真ほどきれいなのは見たことがないかも……。
「私はこのようなオイカワのオスの存在を知ったときには『日本の川にこんな美しい魚がいるんだ!』と衝撃を受けました。調べたら、生息域がとても広く、各地方で様々な呼び名で親しまれています。さらに婚姻色の出たオスのオイカワは番長、ゴジラ、夏男、伊達男、韋駄天などなど、皆さんそれぞれ異名をつけて楽しんでます! また、ハイシーズンであれば釣るのがとっても簡単なのも大きな魅力です。短時間でも結果が出せます(笑)」

魅力たっぷりですね。
「とにかく釣れますので『フライフィッシングをやってみたい!』と思ったときにオイカワで練習するのはアリだと思います。なんせ少しでもフライを前に飛ばせば釣れますので、キャスト練習がてらの爆釣も珍しくありません。釣るのに夢中になってキャスト練習にならないこともあるかも知れませんが(笑)。ただ、そんな簡単なオイカワ釣りですが、ドライフライにこだわれば難しい釣りになります。初めての方からベテランの方まで楽しめるのがオイカワです!!」

タックルは何でも、アワセも不要~釣るコツ~

俺はエサで釣ったことがありますが、エサ釣りはまぁ特別な仕掛けやテクはないっすよね。普通の川釣り用のウキ仕掛けでエサはサシでもミミズでも……。フライはどうです?
「タックルからいくと、ぶっちゃけフライフィッシングのタックルであれば何でもいいです(笑)。実際、私は、#4/5番という明らかにオーバースペックなグラスロッドを主に使っています。具体でいうと、愛用しているのはEagle Claw(イーグルクロウ)のフェザーライト6'6" #4/5です」

※管理人より/こちらがテツさんの愛用のタックルです(写真はテツさんのご提供)

番手はあまり気にしなくてよいと。
「そうですね。管理釣り場でフライフィッシングを始めた方は4番のロッドでしょうし、渓流でフライフィッシングをやる方は3番のロッドが多いかも知れません。そのまま使ってもらっていいと思います(笑)。オイカワ釣りが楽しくなってきたら自分好みのオイカワタックルを探して貰えればと思います」

釣るためのコツは?
「当たり前ですがオイカワがいる場所を探すコトです。多摩川でいえば6月以降、瀬になっている場所を探しましょう」

※管理人より/ちなみに瀬とは「水深が浅く、流れが速くなっている場所」です(写真は縦長の写真の上下をカットして掲載しています/テツさんのご提供)

テクの部分は?
「もっとも簡単な釣り方はダウンクロスにキャストしてフライをスウィングさせる釣り方です」

え~と……。
「すいません。調子に乗りました(笑)。川の流れを横切るようにやや下流に向けてキャストします。これをダウンクロスというそうです。ハイシーズンなら距離はどうでもいい……。前に飛びさえすれば問題ありません。フライが水面を叩こうが、フワッと落ちようがオールオッケーです。後はそのまま川の流れに任せましょう。すると、ラインが川の流れに押されて下流へ流れます。引っ張られてフライにもドラグが掛かり、ツーーーーーっと移動して行きます。これをスウィングさせるというそうです。主にウェットフライでの操作方法ですね」

ふむふむ。
「するとですね、動くものが大好きなオイカワが川底から急浮上してフライにアタックしてくるのです! アワセも不要。待ってれば手元に『コツン!』とアタリが伝わり、流れに乗ったオイカワが小気味よく引いてくれます。群れにあたれば、ワンキャストワンフィッシュが当たり前になることも。反応が悪くなってしまったら、フライラインを長く出して調整するか、そのままそーっと数歩下流へ移動してみましょう。また反応があるはずです」

あとは、フライ自体については?
「フライは小さければなんでもOKです。私は#18から#22まで使っていますが、最近は#20がメインになりつつあります。ここも釣り人のこだわりポイントですのでお好きなフライで試してみるとよいでしょう。私はボディとハックルをくるりと巻いたフライと、フェザントテイルニンフが好きです」

※管理人より/ちなみにテツさんはフライはご自身で巻いてらっしゃいます(詳しくはこちら/写真は上下をカットして掲載しています/テツさんのご提供)

まとめとして本記事の読者の方へのコメントをお願いします。
「楽しみ方は千差万別、人それぞれですので先入観や他人の価値観に縛られず、なんでもありの自由な発想でオイカワ釣りを楽しんでいただければと思います!!」(了)

【趣味人のプロフィール】
テツ

「早朝だけ多摩川に現れる怪しいフライフィッシング好きなおじさん。釣れればなんだって良いし、釣り方にも拘らない雑食性。狙うはフライでオイカワ! パンで鯉! オモックでニゴイ! チャンスがあれば渓流だ!」
多摩川ハンサム団所属
追星イメージ向上委員会会員
アメブロ「まだ釣れる様な時間じゃない」で日々の釣りを楽しく綴っている。
最近食べた美味しいもの/「ファミマのフラッペ! 暑いので最高に美味いです」
最近購入した釣り関連アイテム/「最近、ルアーにも手を出してしまいましたのでバイクで持ち運べるモバイルパック646TULを買いました」

【これまでの『趣味人に聞く/釣り編』の記事】
その1 まりっぺさんの巻 デカバスを狙うなら琵琶湖でワーム!
その2 かなすびさんの巻 大注目のタチウオテンヤ釣り
その3 Fresh Kitchen・戸田美保子さんの巻 料理のプロが教える美味しい魚料理
その4 ピカレスクさんの巻 プロのリール修理士が教えるリールメンテナンスの基本
その5 バッスンさんの巻 ブラックバスのキャッチ&イートのすすめ
その6 クニさんの巻 クロダイの落し込み釣り
その7 田中徹さんの巻 アオリイカのヤエン釣り
その8 ジョーさんの巻 のんびりヘラブナ釣り
その9 片山さんの巻 コマセやウキの自作のすすめ
その10 鰈ライダーさんの巻 北海道の釣り事情
その11 むぎわらノートさんの巻 シーバスの釣果を上げるコツ
その12 まるなか大衆鮮魚さんの巻 ショアジギの極意
その13 ytk*さんの巻 きっと釣れる! エギング入門
その14 Tetsuさんの巻 アジングで爆釣のコツ
その15 つりうぇいぶ!さんの巻 ヒラメの泳がせ釣りのコツ
その16 ぐっさんの巻 ロックフィッシュを釣る秘訣
その17 若旦那さんの巻 グイグイしなる『鱒レンジャー』の楽しみ方
その18 ともぞうさんの巻 身近で手軽な「管釣り」の楽しみ方
その19 岩田ジュビ漏さん(ツリデルタトーキョー)さんの巻 霞ヶ浦バスが釣れるポイント・ベスト3
その20 海釣太郎さんの巻 釣り人必見の海の水中映像ベスト3
その21 チャモロぱぱさんの巻 「両軸遠投カゴ釣り」のすすめ
その22 風の沼津さんの巻 霞ヶ浦のバスを狙うおすすめルアー・ベスト3
その23 ウッドマンルアー店長さんの巻 近畿地方のおすすめ釣りベスト3
その24 カラフト犬AKさんの巻 ヘチ釣り・やってはいけないベスト3
その25 眠りのたくまさんの巻 人狼ゲームの人気配信者が語る釣りの魅力
その26 たけだバーベキューさんの巻 釣り魚の簡単激ウマ調理術
その27 サラさん(釣りなじ)の巻 女性におすすめの楽しい釣りベスト5
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