【リールメンテの】リールのプロが思う「よいリール」TOP3【ピカレスクさん】

新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
本サイトの人気コーナー「趣味人に聞く」の釣り編の2025年、第一弾は毎年恒例のピカレスクさんです。
ピカレスクさんはリールのプロの修理士で、その修理の様子をブログで綴っています。
→ピカレスクさんのブログはこちら

今年（2025年）の正月は本サイトでは「モノ」にこだわっていまして、ピカレスクさんには「よいリール」を選んでいただきました。
まぁ「よいリール」とひと口にいっても、それは釣り人の価値観次第です。それは大前提。
今回はピカレスクさんの主観で選んでいただきました。
もちろんコメントもいただいていますので、その理由とともに……。
プロが選ぶ「よいリール」。これは気になりますよね。
※文＆写真／ピカレスクさん　本記事はピカレスクさんに寄稿いただいた原稿をそのままのほぼそのままのかたちで掲載しています

今年は釣りと温泉で四国一周をしたい～去年の振り仮りと今年の抱負～
第一位はやはり「いつかは…」の名リール～よいリールTOP3～
人それぞれなので自分で確かめましょう～結局のところのよいリールとは～

今年は釣りと温泉で四国一周をしたい～去年の振り仮りと今年の抱負～

明けまして、おめでとうございます。
管理人さんから去年の振り返りと今年の抱負を簡単に……とのことでしたので、簡単にそちらから。
まず、去年（2024年）の釣りですが、印象的だったのが、バス釣りでダブルヒットを3回記録したことです。そのうち2回は３０分くらいの間に起こりました。

※管理人より／ダブルヒット、すごいっすね。とくに右の写真はサイズもよいようで……　※写真提供／ピカレスクさん

今年（2025年）の抱負は四国一周の釣りと温泉行脚です。これを実行したいっ！

※管理人より／こちらはピカレスクさんのホンダ・エイプです。そろそろ乗り出し予定とのことで、四国もこちらで巡るんすかね。エキパイ＆マフラーがかっこいい……　※写真提供はピカレスクさんのご提供

第一位はやはり「いつかは…」の名リール～よいリールTOP3～

それでは私が個人的に選ぶ「よいリールTOP3」です。

第1位
テイルウォークの電動リールとカウンターリール（2023年モデル）

電動リールは「ELAN SW DENDO（エラン SW 電動)「、カウンターリールは「VILAYER DG (ヴィレイヤー DG)」です。
何方もスプール交換が簡単に出来ます。
大手メーカーが何処もやらなかった非常に便利な機構。
細いPEラインはスプールの隙間から内部に巻き込むトラブルが非常に多いです。
このリールはスプールの脱着が容易なのでスプール内部に巻き込んだラインを取り外せます。
従来のこの手のリールはスプールの脱着は分解するしかなく、ラインを巻き込んでしまえばお終いでした。
両方とも価格が安いのも魅力です。
お試しで購入しても良いかと。(笑)
※管理人より／「ELAN SW DENDO」と「VILAYER DG」をアマゾンアソシエイトを利用して紹介させていただくとこちら↓

テイルウォーク／ELAN SW DENDO

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テイルウォーク／VILAYER DG

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第2位
アブ・ガルシアのアンバサダー（オールド）

アンバサダーのなかでも1984年以前の丸形のモデルです。
シンプルな作りは丈夫で長持ち。
材質やメッキなども非常に高品質。
社外品やアフターパーツもいまだによく流通しています。
その堅牢さから親から子へと受け継ぐこともあります。
いまだ世界中に愛用者の多い歴史的傑作。
重いとかいわれますがそんなことはどうでもいい（笑）。

※管理人より／40年以上前のモデル。いまだに根強い人気がありますよね　※写真はピカレスクさんのご提供

第3位
シマノのステラ

登場したのは1992年です。
従来のスピニングリールの概念を変えてしまいました。
当時、3万円台のリールが高級機だったのに対し4万5千円という強気の価格でした。
ステラを使ってしまうと他のリールが使えなくなる……。
手持ちのリールを処分して、すべてをステラに買い換えたという剛の者も。
登場以来、30年以上スピニングリールだけでなくあらゆるリールのトップを走り続けています。
材質や構造など常に進化し続ける究極のリールです
「いつかはステラ」
「世の中には２種類のスピニングリールがある、ソレはステラとステラ以外だ！」
と言う名言（迷言）もあります。

※管理人より／シマノの名作ステラシリーズ　※写真提供はピカレスクさんのご提供

人それぞれなので自分で確かめましょう～結局のところのよいリールとは～

良いリールの条件はコスパとか性能とかいろいろありますが、やはり丈夫で長持ち。コレに尽きます。
釣りの最中に壊れたら最悪ですからね。
次に構造がシンプル。
緊急時の対応が可能になります。
複雑だとお手上げ。

最後に老婆心ながらのおまけです。
リールは使い手や使い方で好みがわかれます。
私自身も自分の主観しか言えません。
他人の意見は鵜吞みにせず、自分自身で確かめましょう。

皆様、きっとリールを購入する際にはスペック等の数字を見ると思いますが、書かれている数字は概ね、価格、重さ、糸巻量、ギアレシオ、ボールベアリング数です。
ただ、使いやすいかどうかは数字では測れません。
なので、リールを購入する場合は必ず手に取ってから購入していただきたい……。
通販は便利ですが買ってから何か違うということも多いです。

【趣味人のプロフィール】
ピカレスク

フリーランスのリール修理屋。名前の由来はピカレスク小説（悪漢小説）という悪者が活躍する小説から。
「ピカレスクは拡大解釈をすると悪者や悪人が主人公の小説やアニメ作品も含まれます。殺し屋のゴルゴ１３や泥棒のルパンⅢ世、ワンピースなんかも海賊ですね。そういう、清く、正しく、美しくない主人公が好きなんです。世の中キレイごとだけじゃあつまらない。しかし、仕事はパーフェクト。そんな所から名付けました」
リールの修理については他所でやらない類の修理も行う。リールの持ち込みや発送は大阪府泉佐野市まで。具体的な住所や日々の仕事についてはこちらをご参照ください。
→ブログ
・ライブドアブログ／「リール屋ピカレスク！」
・はてなブログ「Reel Maintenance Shop Picaresque リール屋さんのサイト」
→本サイト内のピカレスクさんにご登場いただいた記事／
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