今回は釣り場紹介で、場所は奥秩父の入川(埼玉県)です。釣行日は2022年9月上旬ですな。
奥秩父はこれまで「赤平川」「浦山川」「大血川」「大洞川」「中津川」とやってきました。俺にとっては奥秩父では残された最後の釣り場で、「いつかは行かねば」と思っていたのですよね。
奥秩父といえば、イワナなので、もちろんイワナを狙いました。
果たして、釣れたかというと……。
管理釣り場が頑張っています!~渓流釣り場としての入川~
まず奥秩父の説明からいきますか。
奥秩父は「埼玉県を貫流する荒川上流部の秩父山地の奥の意味で,奥秩父山地ともいう」だそう。
※参考サイト/コトバンク
奥秩父
俺の感覚では埼玉県の東側から国道140号で行くと秩父鉄道秩父本線・秩父駅の周辺を抜けた先、三峰神社のあたりです。
都内からだと関越自動車道の花園ICを降りてから、なかなかの距離なので、お世辞にもアクセスがよいとはならないでしょうね。
距離的には近いのだけれど。
んで、入川ですが、数ある奥秩父の渓流釣り場のなかでも最奥といった位置にあります。
管理漁協は秩父漁協で日釣り券は1,800円。現場売りだと3,000円とお高いんすわ。
→秩父漁協の公式HPサイトはこちら
それもあって俺は埼玉県民なれど、そこまで奥秩父を釣り場としては評価していません。
何より、もう秩父に行くのが食傷気味なんすよね(汗)。
地元の川越からだと国道299号を利用するのですが、ここは制限速度が40㎞だし、慣れると長くて単調だしで、バイクで走っていて楽しくない……。帰りとか混むし……。
ただ、初めてなら、ある程度はクネクネ道なので、車でもドライブは楽しめると思いますよ。奥秩父に向かう国道140号も含めて。
あと、先にも触れましたが、奥秩父はヤマメよりもイワナが優勢です。放流もしているのでしょうが、ワイルドはもちろん、ネイティブもいるとか……。
なので、「都心からの日帰り釣行でイワナを釣りたい」という方にはよい釣り場だと思います。
入川の場所はこちらです↓
劇的にイワナをゲット!~当日の釣行~
さて、釣行当日です。
俺は流浪の釣り人なので、入川は初。
まずは管理釣り場の「トラウトオン! 入川」を目指しました。
管理釣り場の周辺はエントリーもしやすいですし、脱走した魚のおこぼれにあずかれますからね。
結果として、初めて行く場合はカーナビを「トラウトオン! 入川」にセットするとよいと思います。
国道140号からの分岐がわかりにくいので、看板を見落とさないように要注意です。
奥秩父は慣れたもので、秩父市内のコンビニで日釣り券を買い、到着したのはちょうど朝マズメの頃。ただ、途中から砂利道で「うわぁ」と思いました。といっても、先に管理釣り場があるだけに、そこまでジャリジャリではなく、進むとやがては「トラウトオン! 入川」の駐車場に到着します。
管理釣り場はこちら↓
テクテクと山の遊歩道を歩いて行ったのですが、なんだか、そのまま進むと谷が深くなって入渓できなくなりそうだったので、適当ななところで、管理釣り場の階段を利用させてもらいました。
管理釣り場は別料金なのでもちろん竿は出さず、「どこまでが管理釣り場の管轄内なのだろう」と上流へ歩いていきました。
これがですね、かなり広い施設です。
まだかなぁと歩き疲れた頃にようやく「これまで」の案内が。
ようやく竿を出せると思って、先を見ると、その案内のすぐ上に、釣れそうな小滝が(こういう小さな滝ってなんていうのでしょうね……。知っている方がいたらご教示を)。
こりゃラッキー問題だなと思い(←何のことやら)、竿を出すと1投目ですぐに釣れました。
写真を撮り忘れたので、さばいたあとのものを↓
とりあえず、丸坊主は回避できたので、そこでは粘ることなく、イワナを目指して釣り上がり。
んで、入川はどんな釣り場かというと……。
まず、この時期(9月上旬)ということもあって、水量はほどよき。それで流れが速い! そして、トロ場や落ち込み、流れ込み等の変化が少ないんすよ。大きな岩もあまりないし……。
あるといえば、ときおりある小滝。これは点在しているので、そこで竿を出しては歩き……という感じでした。
ちょっとした変化を見つけられる方、あるいは変化がなくても釣る腕前の方はよいのでしょうが、俺はヘタレなんで……。
という感じで、基本的には流れが速いので、俺がよく出会う、アブラハヤやウグイ、カワムツにはちと厳しい環境のような気がしました。
釣れるとしたらやはりイワナ……。
ただ、その日は最初のニジマス以降アタリもなく……でした。
そうそう、堰堤(えんてい)もないんすよ。
だから、結構、どこまででも釣り上がりできます。
どこで折り返そう……と迷っていたら、ひときわ大きめの小滝にぶつかりました。その先には俺の沢登り性能では進めなさそう。
釣り上がりはここまでだな……。
ともう岩に座って休憩がてら、ここでじっくりやることに。
この日は動画も撮影していたので、「ここでイワナが出たら絵になるな……ムフフ」などと思いつつ。
ただ、出なかったなぁ。
だいたい、俺は自然の小滝もそれほど釣れる変化とは思っていないんすよね。
堰堤の滝壺は絶好のポイントだと思ってはいるのですが、どうも自然の小滝だと……。
「きれいな風景なので、一応、動画も撮っとこ」と左手にゴープロ(動画用カメラ)、右手に竿で粘っていたところ、あるときに竿がグイッときて、立てると重みが。もう、ほぼほぼ諦めていた俺は「やべ、水の流れでもってかれて底の木かなんかに根がかった」と思ったのですが、どうも動き的に魚のよう。
こ、これ、デカいぞ!
いうて片手で抜ける重さですが、ひっさびさにしばしの闘いのあと、みごとにゲットしたのです↓
この一尾が取れれば満足。もう竿はしまって、来た道を帰ったのでした。
んで、撮影した映像をまとめたのはこちらです↓
悪くはない奥秩父らしい釣り場です!~入川の評価~
入川の渓流釣り場としての評価です。
★★★☆☆(星5満点で星3)
イワナが釣れてよかった。
あとで振り返るに、もう少し丹念に拾っていけば、もうちょい釣れたかもしれないっす。
ただ、やっぱ変化は少なめなのでちょっとだけ玄人向きかなと。
あとは、俺のなかでは、これにて奥秩父シリーズもひと段落ということで、奥秩父全体にも触れておきます。
奥秩父は基本的には人の存在が近いので、そこまで危険ではないと思います。なので、その意味では入門者にもよいかと。ただ、相手は自然なのでくれぐれも油断はなきよう。
おすすめの釣り場としては、あくまでも俺の個人的な好みですが、いちばん好きなのは大血川です。雰囲気が好きっ! それと、「初めて奥秩父で渓流釣りをしたい」という方は、まぁ中津川ですかね。人が多くて、放流量も多いのではないかな……。んで、今回の入川は中津川に近いので、二つの川を絡めて楽しむのもアリかなとは思います。とりあえず中津川に行ってみて、釣り人で混んでいたら、入川もやってみるとかね……。
今回は以上です。
でわでわ~。
投稿者/管理人
<これまでのフィールドレビュー>
【渓流】
●桐生川源流林(群馬県)
●成木川(東京都)
●秋川(東京都)
●後山川(山梨県)
●有間川(埼玉県)
●北浅川(東京都)
●酒匂川(神奈川県)
●旗川(野上川/栃木県)
●笛吹川(山梨県)
●奥多摩川(東京都)
●日原川(東京都)
●秋山川(栃木県)
●横瀬川・あしがくぼ渓谷国際釣場付近(埼玉県)
●赤平川(埼玉県)
●小百川(栃木県)
●大谷川(栃木県)
●横瀬川・芦ヶ久保付近(埼玉県)
●浦山川(埼玉県)
●大血川(埼玉県)
●大洞川(埼玉県)
●中津川(埼玉県)
●高麗川(埼玉県)
●神流川(群馬県)
●南牧川&雄川(群馬県)
●入間川上流部(埼玉県)
●横瀬川・秩父市街地付近(埼玉県)
●道志川(山梨県)
●高尾山付近(小仏川/東京都)
●養老川(千葉県)
●大丹波川(東京都)
●秋山川(山梨県)
●串川(神奈川県)
●箒川(栃木県)
●桂川(山梨県)
●渡良瀬川(群馬県)
●鮎川(群馬県)
【テナガエビ】
●柳瀬川(埼玉県)
●柴山沼(埼玉県)
●多摩川(多摩川大橋付近/神奈川県)
●荒川(笹目橋付近/東京都)
●弁天池(川里中央公園/埼玉県)
●荒川<秋ケ瀬(埼玉県)&新荒川大橋(東京都)
●伊佐沼(埼玉県)
【ワカサギ】
●柴山沼(埼玉県)
●秩父さくら湖(埼玉県)
●荒川(東京都)
●円良田湖(埼玉県/自レビューの検証)
●奥多摩湖(東京都)
●霞ヶ浦・土浦港付近(茨城県)
●牛久沼(茨城県)
●津久井湖(神奈川県)
●名栗湖・桟橋(埼玉県)
●油井ヶ島沼(埼玉県)
●浦山ダム&合角ダム(埼玉県)
●相模湖・勝瀬観光桟橋(群馬県)
●榛名湖(群馬県)
●相模湖・小川亭桟橋(神奈川県)
●霞ヶ浦・霞ヶ浦大橋南東部(茨城県)
●名栗湖・橋の上(有間ダム/埼玉県)
●円良田湖(埼玉県)
●芦ノ湖(神奈川県)
●高滝湖(千葉県)
【釣り掘】
●ワンコイン釣り掘
●芝川つり堀センター
●川崎つり堀センター(埼玉県)
【その他】
●ヘラブナ/びん沼川(埼玉県)